渇望
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スネイプがアンブローズに来てから1日が経過した。
この町について分かった事は、田舎町であり人もあまり住んでいない。
が、休日となるとアンブローズの目玉である、蝋人形の館が観光客で埋め尽くされる事。
スネイプが来た時は、平日である為観光客は皆無だ。
寧ろ都合が良い。
ユイがこの町にいる事は、既に調べがついている。
人少なければ調べ易いと言うもの。
アンブローズのモーテルに滞在してこれからの計画を思案しているとスネイプの部屋に、手紙が差し込まれた。
見ると四角い白い封筒で、紙切れ1枚。開けて内容を見る。
「明日の夜、蝋人形の館に来て下さい……か」
たった一言、それだけだ。
差出人はユイで、一応裏面も見たが他に内容は無い。
ニヤリと笑う。
とうとうスネイプに会いたいと思われたのだ。
彼女を連れ出し、この田舎で忌々しい町から出よう。
決意したスネイプは、来る日に思い馳せ眠りについた。
來る惨劇に気付かぬまま……。
「手紙、出して来たよ」
「上手くいくか?」
いくと思うよ、とヴィンセントは言う。
ボーはまずユイに御執心なスネイプを誘うべく、手紙を届けた。
と言っても書いたのは、ヴィンセントでユイじゃない。
きっとスネイプは、彼女の外見だけ見て字まで見てないだろう。
出来たらそうであってほしくなかったが、どうやら本当にユイを外見だけでしか見てない様だった。
「で、チャールズは何て言ってる? この計画に乗り気か?」
「大分ね。声を掛けた大半は、蝋人形の館に来るって」
明日の夜、全てに決着がつく。
スネイプはユイが蝋人形の館に待っていると思い、疑う事なくやって来るだろう。
しかし当の彼女は、スネイプがいる事に対してよっぽどショックだったのか、気を失ったままだ。
あれだけ苦しめて尚、スネイプのクソ野郎は諦めない。
彼女は反対するだろうが、全て終わらせる事出来るのは、ボー達しかいない。
ボーは吸っていた煙草を地面に落として、足で揉み消した。
指定された蝋人形の館前に、スネイプは来ていた。
蝋人形の館は夜景を背に建っているからか、昼間遠目に見た時より、迫力がある。
まるで森に建つ洋館の様だと思う。
ドアには「閉館」を促す札があったが、手に掛けるとあっさり内側に開く。
この先に、ユイが待っているのだ。
中を覗くとあちこちに、誰かが作成したと思しき蝋人形達がいる。
危険なさそうだと判断した彼は、躊躇いなく中へ入った。
と、勢いよくドアが閉まる。まるでスネイプが中へ入ったのを機に、誰かが外から閉めた様に。
慌てて開けようとするも、鍵掛けられているのかビクともしない。
駄目元で魔法で呪文唱えるも、鍵開く気配は皆無である。
「なんだ、随分とヒョロちい男だな」
「そう言うなよ、これでも一生懸命に生きてんだよ」
途端、背後から2人の男性の声が。振り向くと、1人は見知った男--チャールズ・リー・レイだ。
もう1人は、顔が火傷でもしたのか醜く爛れており、ボーダー柄のシャツを着た男。
無様にも悲鳴あげてしまう。
「おいおい、人の顔見て悲鳴あげて失礼だぞ」
「フレディの顔見たら、誰でもそうなるだろ」
フレディはそれでもだよ、と憤慨した様に言う。
ユイは何処だとスネイプは言いたかったが、更に部屋の奥から何か足音が。
暗がりから出て来たのは、何やら白い袋に色々詰め込んだ物を持っている道化師が出て来た。
「人数はこれだけか?」
「台湾に饅頭店を営む奴も来たがっていたが、遠くて無理なんだと。ただ食材不足してるから、身体の一部だけでも届けてくれだと」
チャールズの目がスネイプの姿を捉えた。
正に蛇に睨まれたカエルの様に、スネイプは動けない。
彼らがどんな話をしてるのかなど、理解したくなかった。
この町について分かった事は、田舎町であり人もあまり住んでいない。
が、休日となるとアンブローズの目玉である、蝋人形の館が観光客で埋め尽くされる事。
スネイプが来た時は、平日である為観光客は皆無だ。
寧ろ都合が良い。
ユイがこの町にいる事は、既に調べがついている。
人少なければ調べ易いと言うもの。
アンブローズのモーテルに滞在してこれからの計画を思案しているとスネイプの部屋に、手紙が差し込まれた。
見ると四角い白い封筒で、紙切れ1枚。開けて内容を見る。
「明日の夜、蝋人形の館に来て下さい……か」
たった一言、それだけだ。
差出人はユイで、一応裏面も見たが他に内容は無い。
ニヤリと笑う。
とうとうスネイプに会いたいと思われたのだ。
彼女を連れ出し、この田舎で忌々しい町から出よう。
決意したスネイプは、来る日に思い馳せ眠りについた。
來る惨劇に気付かぬまま……。
「手紙、出して来たよ」
「上手くいくか?」
いくと思うよ、とヴィンセントは言う。
ボーはまずユイに御執心なスネイプを誘うべく、手紙を届けた。
と言っても書いたのは、ヴィンセントでユイじゃない。
きっとスネイプは、彼女の外見だけ見て字まで見てないだろう。
出来たらそうであってほしくなかったが、どうやら本当にユイを外見だけでしか見てない様だった。
「で、チャールズは何て言ってる? この計画に乗り気か?」
「大分ね。声を掛けた大半は、蝋人形の館に来るって」
明日の夜、全てに決着がつく。
スネイプはユイが蝋人形の館に待っていると思い、疑う事なくやって来るだろう。
しかし当の彼女は、スネイプがいる事に対してよっぽどショックだったのか、気を失ったままだ。
あれだけ苦しめて尚、スネイプのクソ野郎は諦めない。
彼女は反対するだろうが、全て終わらせる事出来るのは、ボー達しかいない。
ボーは吸っていた煙草を地面に落として、足で揉み消した。
指定された蝋人形の館前に、スネイプは来ていた。
蝋人形の館は夜景を背に建っているからか、昼間遠目に見た時より、迫力がある。
まるで森に建つ洋館の様だと思う。
ドアには「閉館」を促す札があったが、手に掛けるとあっさり内側に開く。
この先に、ユイが待っているのだ。
中を覗くとあちこちに、誰かが作成したと思しき蝋人形達がいる。
危険なさそうだと判断した彼は、躊躇いなく中へ入った。
と、勢いよくドアが閉まる。まるでスネイプが中へ入ったのを機に、誰かが外から閉めた様に。
慌てて開けようとするも、鍵掛けられているのかビクともしない。
駄目元で魔法で呪文唱えるも、鍵開く気配は皆無である。
「なんだ、随分とヒョロちい男だな」
「そう言うなよ、これでも一生懸命に生きてんだよ」
途端、背後から2人の男性の声が。振り向くと、1人は見知った男--チャールズ・リー・レイだ。
もう1人は、顔が火傷でもしたのか醜く爛れており、ボーダー柄のシャツを着た男。
無様にも悲鳴あげてしまう。
「おいおい、人の顔見て悲鳴あげて失礼だぞ」
「フレディの顔見たら、誰でもそうなるだろ」
フレディはそれでもだよ、と憤慨した様に言う。
ユイは何処だとスネイプは言いたかったが、更に部屋の奥から何か足音が。
暗がりから出て来たのは、何やら白い袋に色々詰め込んだ物を持っている道化師が出て来た。
「人数はこれだけか?」
「台湾に饅頭店を営む奴も来たがっていたが、遠くて無理なんだと。ただ食材不足してるから、身体の一部だけでも届けてくれだと」
チャールズの目がスネイプの姿を捉えた。
正に蛇に睨まれたカエルの様に、スネイプは動けない。
彼らがどんな話をしてるのかなど、理解したくなかった。
