白花
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ビルから飛び降り路地裏に入ったところで、テスカトリポカは嫌な奴と遭遇した。
「わ、我輩が、助けねば」
黒衣のローブをずるずる引き摺り、野良猫でも真っ青な顔して逃げるであろう、疲れた様な表情をして歩くセブルス・スネイプだ。
こいつ、ここまで来たはいいが慣れない土地で、体力使い果たしたってとこか。
よっぽど疲れているのか、テスカトリポカが目の前にいても気付く素振りすらない。
「おい、あいつの所行くのは懸命じゃないぞ」
「誰かと思えばまた貴様か。化け物野郎」
今行けばあの教頭に完膚無きまでに、叩きのめされる事を予期し、仕方なく声を掛けたが。
当のスネイプは、不満たらたらな表情で彼を見た。
しかもテスカトリポカを、化け物呼ばわりとは。
「アレはお前らが、俺を操ったからだろうが。
いやお前は関係ないか」
「退け。我輩はユイを助けねば!
貴様やあのストレンジに、あいつは騙されているのだ! 我輩には分かる! だから助けようと!」
相変わらず彼女の事で頭いっぱいなのか、スネイプは自身の思い込みばかり口にする。
これは人の話聞きそうにない。
「……今あそこに行けば、間違い無くお前さんは、カルデアの教頭に殺されるぞ」
せめてもの慈悲にテスカトリポカは忠告するが、スネイプは寧ろ顔を輝かせる。
倒すべき輩が、偶然にも彼女の元にいるから。
「それは好都合だな! よし、その教頭を倒してから、我輩は貴様とストレンジを倒す!」
ストレンジの自宅を知っているのか、スネイプは迷いない足取りで横を通り過ぎて行く。
これから益々、戦いが激しくなるのを察知し、テスカトリポカは呆れざるを得ない。
「自分なら絶対助けられると信じる執念……イヤでもあいつ思い出すじゃねぇか」
テスカトリポカをホグワーツで、結界によって操ったあの馬鹿少女。
正直、カルデアとホグワーツの全面戦争には、興味無いし関わりたくないが。
ユイが関わるなら、カルデア側に付くとテスカトリポカは迷いなく思った。
テスカトリポカさんは、使命真っ当したのね。
教頭による毒と、テスカトリポカの弾丸によって、尺ものストレンジも事切れていた。
浮かんだ感情は、悲しいよりもテスカトリポカが使命を真っ当した事による感謝だ。
我ながら狂っているとは思うが、既にユイは自身を殺していた。
ストレンジと過ごした穏やかなユイは、もういない。
今ここにいる彼女は。
「さぁ参りましょう、女王陛下。
校長もお待ちです」
まるで何事も無かったかの様に微笑みながら、教頭は手を差し出して来る。
その手を取ろうとした瞬間。
「待て、助けに来たぞ!」
聞きたくもない、姿を見る事さえ嫌悪していた最悪な人物が乱入して来た。
息乱したスネイプが、教頭を睨み付けている。
「相変わらず、諦めの悪い方ですね。我が校長--いえ、我がマスターに負けたのに、まだ戦いますか貴方は」
「ふざけるな、我輩は負けてない! ユイ、本当はソイツと居たくないのだろう!?
我輩がストレンジを倒し……」
言葉途切れたのは、スネイプいるにも関わらず、声発しないストレンジを発見したから。
今更スネイプは、ストレンジが事切れているのを確認し、ワナワナと震える。
「う、嘘であろう? 我輩がストレンジを」
「嘘ではありませんよ。私が、そして彼女のサーヴァントがストレンジにトドメを刺しました。
恐らく私によって苦しめられるのを、女王陛下のサーヴァントが見るに耐えなかったのでしょうね」
柔らかく慈悲深い笑みを浮かべて告げる教頭から、まるでこの世で者でない雰囲気が醸し出されている。
一瞬、ユイをこのまま教頭に引き渡そうかと思ったが、それでも諦められない。
ユイがストレンジを見捨てるなど、あるものか!
「ユイ、まさか本当に」
「何度も言いますが、私は貴方の元へは行きません。
私が付くのは……」
教頭の側に行くと、愛おしそうに腰を引き寄せられる。
「教頭、ただ1人です」
躊躇いなく、濡れた瞳に熱讃えて告げる彼女に、スネイプはこれ以上ない絶望感を感じた。
「わ、我輩が、助けねば」
黒衣のローブをずるずる引き摺り、野良猫でも真っ青な顔して逃げるであろう、疲れた様な表情をして歩くセブルス・スネイプだ。
こいつ、ここまで来たはいいが慣れない土地で、体力使い果たしたってとこか。
よっぽど疲れているのか、テスカトリポカが目の前にいても気付く素振りすらない。
「おい、あいつの所行くのは懸命じゃないぞ」
「誰かと思えばまた貴様か。化け物野郎」
今行けばあの教頭に完膚無きまでに、叩きのめされる事を予期し、仕方なく声を掛けたが。
当のスネイプは、不満たらたらな表情で彼を見た。
しかもテスカトリポカを、化け物呼ばわりとは。
「アレはお前らが、俺を操ったからだろうが。
いやお前は関係ないか」
「退け。我輩はユイを助けねば!
貴様やあのストレンジに、あいつは騙されているのだ! 我輩には分かる! だから助けようと!」
相変わらず彼女の事で頭いっぱいなのか、スネイプは自身の思い込みばかり口にする。
これは人の話聞きそうにない。
「……今あそこに行けば、間違い無くお前さんは、カルデアの教頭に殺されるぞ」
せめてもの慈悲にテスカトリポカは忠告するが、スネイプは寧ろ顔を輝かせる。
倒すべき輩が、偶然にも彼女の元にいるから。
「それは好都合だな! よし、その教頭を倒してから、我輩は貴様とストレンジを倒す!」
ストレンジの自宅を知っているのか、スネイプは迷いない足取りで横を通り過ぎて行く。
これから益々、戦いが激しくなるのを察知し、テスカトリポカは呆れざるを得ない。
「自分なら絶対助けられると信じる執念……イヤでもあいつ思い出すじゃねぇか」
テスカトリポカをホグワーツで、結界によって操ったあの馬鹿少女。
正直、カルデアとホグワーツの全面戦争には、興味無いし関わりたくないが。
ユイが関わるなら、カルデア側に付くとテスカトリポカは迷いなく思った。
テスカトリポカさんは、使命真っ当したのね。
教頭による毒と、テスカトリポカの弾丸によって、尺ものストレンジも事切れていた。
浮かんだ感情は、悲しいよりもテスカトリポカが使命を真っ当した事による感謝だ。
我ながら狂っているとは思うが、既にユイは自身を殺していた。
ストレンジと過ごした穏やかなユイは、もういない。
今ここにいる彼女は。
「さぁ参りましょう、女王陛下。
校長もお待ちです」
まるで何事も無かったかの様に微笑みながら、教頭は手を差し出して来る。
その手を取ろうとした瞬間。
「待て、助けに来たぞ!」
聞きたくもない、姿を見る事さえ嫌悪していた最悪な人物が乱入して来た。
息乱したスネイプが、教頭を睨み付けている。
「相変わらず、諦めの悪い方ですね。我が校長--いえ、我がマスターに負けたのに、まだ戦いますか貴方は」
「ふざけるな、我輩は負けてない! ユイ、本当はソイツと居たくないのだろう!?
我輩がストレンジを倒し……」
言葉途切れたのは、スネイプいるにも関わらず、声発しないストレンジを発見したから。
今更スネイプは、ストレンジが事切れているのを確認し、ワナワナと震える。
「う、嘘であろう? 我輩がストレンジを」
「嘘ではありませんよ。私が、そして彼女のサーヴァントがストレンジにトドメを刺しました。
恐らく私によって苦しめられるのを、女王陛下のサーヴァントが見るに耐えなかったのでしょうね」
柔らかく慈悲深い笑みを浮かべて告げる教頭から、まるでこの世で者でない雰囲気が醸し出されている。
一瞬、ユイをこのまま教頭に引き渡そうかと思ったが、それでも諦められない。
ユイがストレンジを見捨てるなど、あるものか!
「ユイ、まさか本当に」
「何度も言いますが、私は貴方の元へは行きません。
私が付くのは……」
教頭の側に行くと、愛おしそうに腰を引き寄せられる。
「教頭、ただ1人です」
躊躇いなく、濡れた瞳に熱讃えて告げる彼女に、スネイプはこれ以上ない絶望感を感じた。
