白花
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必ずお読みなる前に
○FGOのイドのシナリオ(教頭の真名など)のネタバレを、一部含んでおります。
未プレイの方はご注意下さい。
またとある人物の扱いがかなり雑です。
声優様には本当申し訳ないと思いつつも、最初からこのプロットでしたので今更変える気ありません。
彼には御冥福を申し上げます。
----
ユイがこの世界で過ごす様になって、約1週間が経過した。
ストレンジの自宅にて、テスカトリポカと充実しつつも楽しい日々を送っている。
無論、元の世界を忘れた訳じゃない。
が、彼らと過ごす内に、この世界も悪くないと思い始めていた。
ナズやスネイプが聞けば、激怒する事間違い無しだが。
とある日、ストレンジの自宅に訪問者がやって来た。
「ユイをカルデア学院に?」
「はい。職がないのであれば、是非我が校の職員になって頂きたいのです」
彼--カルデア学院の教頭は、なんとも胡散臭い笑みを浮かべながら言う。
ストレンジと共にカルデア学院の教頭を迎えに来た彼女は、教頭の言葉に目を見開く。
「本当ですか?」
「言ったでしょう、私の学院の校長は貴女を気に入っているのです。
嘘は付きませんよ」
微笑みつつも真剣な口調で言われれば、最早信じるしかない。
「カルデア学院は何処にあるんですか?
もし遠いなら……」
「少し遠いくらいですね。
お勤めになるのなら、我が校の寮を使用する事になります。
出来たら今お返事を。
その場で貴女を連れて行きます」
帰る期間も設けますし、いつでもここへ帰る事は出来ますよとまで言われたら、ここは教頭の話に乗って置くべきだろう。
承諾しようとした瞬間、待ってくれとストレンジが止めに入る。
「カルデア学院はまだホグワーツとの争いに、終止符打ってないんだろ?
それ終わってからでも遅くない。
なのに今から承諾しろ、などと……まるで、ユイがホグワーツとの争いに、必要みたいな言い方じゃないか」
ストレンジの言葉で今、ホグワーツはカルデア学院と争いの只中にあると、すっかり忘れていた事を思い出す。
彼らとの幸せで静かな時間が、ホグワーツの事を忘れさせて来れていたのだ。
ストレンジの言葉に、教頭は同様する事なく、はてと小首傾げる。
その動作が逆に、ストレンジの不安を膨れ上がらせるのは言うまでもない。
「私がいつ、ホグワーツとの戦いに彼女が必要だと言いましたか?
確かにキサラギの末裔が、カルデア側に来れば勝利など容易いでしょう。
まぁ彼女が来なくとも、あの忌々しい学校を潰す事などには躊躇いありませんが」
先程の笑みある表情から、冷酷とも取れる表情になった教頭は、本当に同一人物かと疑う程だ。
ホグワーツに相当恨みあるみたいだな。当然か、教頭自身は愚か、校長ですら気に入っていたユイに手を出すなとホグワーツに警告したのに、それすらも破られたのだから。
だがやはり彼女を、カルデア学園に行かせるのは得策とは思えない。
ストレンジの勘だが、行かせればもうユイとは会えない気がしたから。
カルデア学園に行くと決意した彼女には申し訳ないが、ここは断ってもらおう。
彼自身、ユイと過ごす日々も、案外悪いと思っていないから--。
自分のエゴだと自覚しつつ、ストレンジは教頭に言う。
「悪いが、ユイをそちら側に連れて行けない」
「ほう?」
「そちらにその気無くとも、ホグワーツの戦いに巻き込まれるのは確実だしな。キサラギと言う末裔を、お前達がホグワーツ同様、そっとしておくとは考え辛い」
彼女の反応を伺うが、顔を俯けていて表情は分からない。
しかしこれがストレンジの意見であり、曲げられない回答だ。
対する教頭の表情は、拒否回答聞いても怖いくらい満面の笑みであった。
「ユイの回答は予想していましたが、まさか貴方の答えがそれとは予想していませんでした。
やはり貴方も、彼女を気に入りましたか。
ここで了承していれば、命助かったものを」
ニィッとオッドアイ色の目を吊り上げて嗤う教頭の様は、まるで今から狩り楽しむ獣であった。
教頭は手に持っていた、豪華な飾りが施されている杖のようなモノを構える。
「校長から貴方の命奪ってでも、彼女を連れて来いと仰せです。
申し訳ありませんが、その命貰い受けます!!」
杖のような物を手に、教頭はストレンジに切り掛かった。
○FGOのイドのシナリオ(教頭の真名など)のネタバレを、一部含んでおります。
未プレイの方はご注意下さい。
またとある人物の扱いがかなり雑です。
声優様には本当申し訳ないと思いつつも、最初からこのプロットでしたので今更変える気ありません。
彼には御冥福を申し上げます。
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ユイがこの世界で過ごす様になって、約1週間が経過した。
ストレンジの自宅にて、テスカトリポカと充実しつつも楽しい日々を送っている。
無論、元の世界を忘れた訳じゃない。
が、彼らと過ごす内に、この世界も悪くないと思い始めていた。
ナズやスネイプが聞けば、激怒する事間違い無しだが。
とある日、ストレンジの自宅に訪問者がやって来た。
「ユイをカルデア学院に?」
「はい。職がないのであれば、是非我が校の職員になって頂きたいのです」
彼--カルデア学院の教頭は、なんとも胡散臭い笑みを浮かべながら言う。
ストレンジと共にカルデア学院の教頭を迎えに来た彼女は、教頭の言葉に目を見開く。
「本当ですか?」
「言ったでしょう、私の学院の校長は貴女を気に入っているのです。
嘘は付きませんよ」
微笑みつつも真剣な口調で言われれば、最早信じるしかない。
「カルデア学院は何処にあるんですか?
もし遠いなら……」
「少し遠いくらいですね。
お勤めになるのなら、我が校の寮を使用する事になります。
出来たら今お返事を。
その場で貴女を連れて行きます」
帰る期間も設けますし、いつでもここへ帰る事は出来ますよとまで言われたら、ここは教頭の話に乗って置くべきだろう。
承諾しようとした瞬間、待ってくれとストレンジが止めに入る。
「カルデア学院はまだホグワーツとの争いに、終止符打ってないんだろ?
それ終わってからでも遅くない。
なのに今から承諾しろ、などと……まるで、ユイがホグワーツとの争いに、必要みたいな言い方じゃないか」
ストレンジの言葉で今、ホグワーツはカルデア学院と争いの只中にあると、すっかり忘れていた事を思い出す。
彼らとの幸せで静かな時間が、ホグワーツの事を忘れさせて来れていたのだ。
ストレンジの言葉に、教頭は同様する事なく、はてと小首傾げる。
その動作が逆に、ストレンジの不安を膨れ上がらせるのは言うまでもない。
「私がいつ、ホグワーツとの戦いに彼女が必要だと言いましたか?
確かにキサラギの末裔が、カルデア側に来れば勝利など容易いでしょう。
まぁ彼女が来なくとも、あの忌々しい学校を潰す事などには躊躇いありませんが」
先程の笑みある表情から、冷酷とも取れる表情になった教頭は、本当に同一人物かと疑う程だ。
ホグワーツに相当恨みあるみたいだな。当然か、教頭自身は愚か、校長ですら気に入っていたユイに手を出すなとホグワーツに警告したのに、それすらも破られたのだから。
だがやはり彼女を、カルデア学園に行かせるのは得策とは思えない。
ストレンジの勘だが、行かせればもうユイとは会えない気がしたから。
カルデア学園に行くと決意した彼女には申し訳ないが、ここは断ってもらおう。
彼自身、ユイと過ごす日々も、案外悪いと思っていないから--。
自分のエゴだと自覚しつつ、ストレンジは教頭に言う。
「悪いが、ユイをそちら側に連れて行けない」
「ほう?」
「そちらにその気無くとも、ホグワーツの戦いに巻き込まれるのは確実だしな。キサラギと言う末裔を、お前達がホグワーツ同様、そっとしておくとは考え辛い」
彼女の反応を伺うが、顔を俯けていて表情は分からない。
しかしこれがストレンジの意見であり、曲げられない回答だ。
対する教頭の表情は、拒否回答聞いても怖いくらい満面の笑みであった。
「ユイの回答は予想していましたが、まさか貴方の答えがそれとは予想していませんでした。
やはり貴方も、彼女を気に入りましたか。
ここで了承していれば、命助かったものを」
ニィッとオッドアイ色の目を吊り上げて嗤う教頭の様は、まるで今から狩り楽しむ獣であった。
教頭は手に持っていた、豪華な飾りが施されている杖のようなモノを構える。
「校長から貴方の命奪ってでも、彼女を連れて来いと仰せです。
申し訳ありませんが、その命貰い受けます!!」
杖のような物を手に、教頭はストレンジに切り掛かった。
