不安と言う名の種
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「あっ」
「鬼男さん、今休憩ですか?」
大王と別れ建物を出た瞬間に、件のユイと合ってしまった。
今日も確か、地上の偵察に行っていたが。
「今日は早く帰って来たのですね」
「うん、一刻も早く大王さんに伝えたい事あって」
彼女は誰に対しても、さんを付ける。
敬語無しでも構いませんよと言ったが、癖の様なもので抜けないのだと、ユイは言っていた。
伝えたい事とやらが気になり、鬼男は思わず問い掛けてしまう。
「伝えたい事とは?」
「大王と行きたい場所、見つけたの!
旅館も温泉も良くてね、日々の癒しにどうかなと思いまして」
耳疑った。この彼女が、あの仕事を時々放置するセーラー大王の為に、旅館を見つけた?
「つまり、今まで地上に出向いていたのは」
「恥ずかしい話がね、そう言う事なの。
大王さんには、良い旅館を見つけたら言おうと思っていまして」
大王もユイも、互いに本音を言えない奇妙な関係だ。
全くとため息を吐きたくなる。
済んでのところで飲み込み、彼は言う。
「じゃあ、早く伝えて下さい」
「え」
「あの大王が、不安がってるんですよ。
貴女に地上に想い人がいて、それ目的で行っているのではないかと」
これにユイは、ないですよと首を振る。
地上に大王よりかっこいい人は何人いたが、決して目移りする程でもなかったと言う。
大王が聞いたら、かなり喜びそうだなと鬼男は思った。
じゃあ不安がっている大王の為に伝えて来ます、と言ってユイは大王のいる建物に入って行く。
出来たら互いに本音を言ってしまえる様な関係になってほしい、と鬼男は切実に思った。
(了)
「鬼男さん、今休憩ですか?」
大王と別れ建物を出た瞬間に、件のユイと合ってしまった。
今日も確か、地上の偵察に行っていたが。
「今日は早く帰って来たのですね」
「うん、一刻も早く大王さんに伝えたい事あって」
彼女は誰に対しても、さんを付ける。
敬語無しでも構いませんよと言ったが、癖の様なもので抜けないのだと、ユイは言っていた。
伝えたい事とやらが気になり、鬼男は思わず問い掛けてしまう。
「伝えたい事とは?」
「大王と行きたい場所、見つけたの!
旅館も温泉も良くてね、日々の癒しにどうかなと思いまして」
耳疑った。この彼女が、あの仕事を時々放置するセーラー大王の為に、旅館を見つけた?
「つまり、今まで地上に出向いていたのは」
「恥ずかしい話がね、そう言う事なの。
大王さんには、良い旅館を見つけたら言おうと思っていまして」
大王もユイも、互いに本音を言えない奇妙な関係だ。
全くとため息を吐きたくなる。
済んでのところで飲み込み、彼は言う。
「じゃあ、早く伝えて下さい」
「え」
「あの大王が、不安がってるんですよ。
貴女に地上に想い人がいて、それ目的で行っているのではないかと」
これにユイは、ないですよと首を振る。
地上に大王よりかっこいい人は何人いたが、決して目移りする程でもなかったと言う。
大王が聞いたら、かなり喜びそうだなと鬼男は思った。
じゃあ不安がっている大王の為に伝えて来ます、と言ってユイは大王のいる建物に入って行く。
出来たら互いに本音を言ってしまえる様な関係になってほしい、と鬼男は切実に思った。
(了)