互いに
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カルデアにある図書室にて、ユイは紫式部にとある相談を持ち掛けていた。
「吉田松陰様が貴女を避けている、ですか?」
「はい」
しおしお頷くユイ。
確か彼女は、吉田松陰の恋人だった筈。
告白が成功し、友人である紫式部に真っ先に嬉しそうに報告して来たのは、つい2日前の事。
「付き合った当初は、話し合っていたんですよ。
でも次の日から避けられている気がして」
「具体的にどの様な?」
「話しかけても用事あると言ったり、私の顔を見ると露骨に顔逸らすし、なんだか私に内緒でコソコソと高杉さんと話しているし」
大体こんな感じです、と口にする。
告白した当初は、互いに笑い合い話し合っていた。
しかし次の日になると、松陰はユイを避ける様に……。
「本人と話をしたのですか?」
「出来ないから、こうやって貴女を訪れたんです」
「まぁまぁ」
付き合った報告を最初にして来たのも自分であり、また悩みあれば相談しに来るのも自分。
紫式部はユイの友人である事に、心から尊敬した。
ならがっかりさせない様、全力尽くさねば!
「それならば、多少強引に話を持ち掛けては如何でしょう?」
「強引にって言われても」
「すぐに引き下がるから、話を出来ないのです。
殿方は多少強引に迫った方が、案外弱くなりますので」
紫式部の若干失礼な物言いに引きつつも、あの松陰が強引に迫って話を聞いてくれるのだろうか?
不安になりつつも、折角の友人の言葉を、ユイは信じる事にした。
「吉田松陰様が貴女を避けている、ですか?」
「はい」
しおしお頷くユイ。
確か彼女は、吉田松陰の恋人だった筈。
告白が成功し、友人である紫式部に真っ先に嬉しそうに報告して来たのは、つい2日前の事。
「付き合った当初は、話し合っていたんですよ。
でも次の日から避けられている気がして」
「具体的にどの様な?」
「話しかけても用事あると言ったり、私の顔を見ると露骨に顔逸らすし、なんだか私に内緒でコソコソと高杉さんと話しているし」
大体こんな感じです、と口にする。
告白した当初は、互いに笑い合い話し合っていた。
しかし次の日になると、松陰はユイを避ける様に……。
「本人と話をしたのですか?」
「出来ないから、こうやって貴女を訪れたんです」
「まぁまぁ」
付き合った報告を最初にして来たのも自分であり、また悩みあれば相談しに来るのも自分。
紫式部はユイの友人である事に、心から尊敬した。
ならがっかりさせない様、全力尽くさねば!
「それならば、多少強引に話を持ち掛けては如何でしょう?」
「強引にって言われても」
「すぐに引き下がるから、話を出来ないのです。
殿方は多少強引に迫った方が、案外弱くなりますので」
紫式部の若干失礼な物言いに引きつつも、あの松陰が強引に迫って話を聞いてくれるのだろうか?
不安になりつつも、折角の友人の言葉を、ユイは信じる事にした。