熱灯
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「ん、高杉さん?」
「ユイ、起きてたのか」
そして現在、ユイは高杉と温泉宿にいる。
真夜中、ふと目が覚めて隣を見ると、高杉がいない。
声を掛けると、窓辺に座って煌々と光る月を眺めている高杉が目に入る。
「眠れないんですか?」
「目が覚めて、もう1度寝ようとしたけど無理だったんだ。
だから月を見てた」
普段の着物と違い、温泉宿にあった浴衣を着ている高杉晋作は、まさに色気が濃い、いつもより。
寝る時に普段結んでいる髪を下ろしている為、更に拍車が掛かっていた。
秋の夜風に、微かに髪を他靡かせる高杉を、思わず目を見開いて見てしまう。
視線に気付いたのか、月からユイに眼差しを向ける。
「どうしたの、ユイ」
「い、いえ、ただその……かっこいいなって」
自分でも何言ってるか理解出来ない。だが恋人同士なのだから、遠慮などする事はない……そんな言葉に出来ない様な思いが、ユイにはあった。
ふーん、と高杉は意味有り気に笑いながら、ユイの隣に座る。
月に気を取られていたユイには、高杉が隣に来ていた事など気付かなかった。
だから手を握られた時は、ひゃっ!? と悲鳴あげてしまう。
「心外だぞ、君。さっき僕の事、かっこいいって言ってたのに。
また月に目向けてさ」
「ご、ごめんなさ……ひゃっ、ちょっと」
拗ねた口調で言われながら高杉に、そっと指を絡め取られる。
「ユイ、起きてたのか」
そして現在、ユイは高杉と温泉宿にいる。
真夜中、ふと目が覚めて隣を見ると、高杉がいない。
声を掛けると、窓辺に座って煌々と光る月を眺めている高杉が目に入る。
「眠れないんですか?」
「目が覚めて、もう1度寝ようとしたけど無理だったんだ。
だから月を見てた」
普段の着物と違い、温泉宿にあった浴衣を着ている高杉晋作は、まさに色気が濃い、いつもより。
寝る時に普段結んでいる髪を下ろしている為、更に拍車が掛かっていた。
秋の夜風に、微かに髪を他靡かせる高杉を、思わず目を見開いて見てしまう。
視線に気付いたのか、月からユイに眼差しを向ける。
「どうしたの、ユイ」
「い、いえ、ただその……かっこいいなって」
自分でも何言ってるか理解出来ない。だが恋人同士なのだから、遠慮などする事はない……そんな言葉に出来ない様な思いが、ユイにはあった。
ふーん、と高杉は意味有り気に笑いながら、ユイの隣に座る。
月に気を取られていたユイには、高杉が隣に来ていた事など気付かなかった。
だから手を握られた時は、ひゃっ!? と悲鳴あげてしまう。
「心外だぞ、君。さっき僕の事、かっこいいって言ってたのに。
また月に目向けてさ」
「ご、ごめんなさ……ひゃっ、ちょっと」
拗ねた口調で言われながら高杉に、そっと指を絡め取られる。