走り切った先には
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さてどうしたものか、とオルフェーヴルは考える。
断ると言う選択肢もあった。だが周りには、ユイの言葉を聞いた者もいる。
断ろうものなら、オルフェーヴルの印象は見栄えが悪くなるかもしれない。
もしかしてユイは、この事を視野に入れて……。
いやないな、と心の中で頭を振る。
こんな彼女が計算高いはずない。
ならば仕方ない。先程考えた事を彼女が目論んでいようが、目論んでいないにしても。
「我が貴様の担当になれば、トレセン学園を辞めないのだな?」
「はい」
「ならなってやる」
えっ、と目を輝かせるユイ。
但し、とオルフェーヴルは口にする。
「我を全てのレースで優勝させろ。
貴様の熱意……しかと受け止められるような、そんなレースを所望する」
「必ず、貴女を輝かせます!!」
互いに純粋な笑み浮かべ、契約完了の握手を交わす。
この先に何があるか、まだ2人共分からない。
だが辛うじて分かっているのは、この2人を切り裂く運命など存在しないと言う事だ。
(了)
断ると言う選択肢もあった。だが周りには、ユイの言葉を聞いた者もいる。
断ろうものなら、オルフェーヴルの印象は見栄えが悪くなるかもしれない。
もしかしてユイは、この事を視野に入れて……。
いやないな、と心の中で頭を振る。
こんな彼女が計算高いはずない。
ならば仕方ない。先程考えた事を彼女が目論んでいようが、目論んでいないにしても。
「我が貴様の担当になれば、トレセン学園を辞めないのだな?」
「はい」
「ならなってやる」
えっ、と目を輝かせるユイ。
但し、とオルフェーヴルは口にする。
「我を全てのレースで優勝させろ。
貴様の熱意……しかと受け止められるような、そんなレースを所望する」
「必ず、貴女を輝かせます!!」
互いに純粋な笑み浮かべ、契約完了の握手を交わす。
この先に何があるか、まだ2人共分からない。
だが辛うじて分かっているのは、この2人を切り裂く運命など存在しないと言う事だ。
(了)