ささやかな
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「ねぇ、このお祭り行きましょう!」
世間では夏休みも終わり、9月初頭に入っていた。
9月の最初にしては珍しく、祭りがあるというチラシをボーとヴィセント、レスターに見せる。
「9月の最初からって、なんか珍しいな」
「祭りって何だ?」
珍しがるボーの隣で、レスターがユイに聞く。
「祭りは美味しそうな食べ物とか、珍しい骨董品なんかが、屋台で売られているんだよ」
「ふーん、ヴィセント詳しいんだな」
「で、行きます?」
行かないなら、1人で行きますけどとまで言うので、よっぽど祭りに行きたいのだなとボーは思考する。
これにヴィセントが首を振った。
「僕、行かない」
「んでだよ。楽しい所なんだろ?」
「人混み、嫌い。うるさい所、あまり好きじゃない」
レスターの問いかけに、最もらしい事を口にする。
確かにヴィセントは、あまり人が多い所は好きでなさそうだ。
ただし、こういった騒がしいのは嫌いでない訳じゃない。
人混みとはまた違うのだから。
「じゃあヴィセントは留守番な。
土産何がいい?」
「兄さんの選ぶ物、センス無いからいいよ」
「だぁーっしゃっしゃっ! ボー、センス無い……痛ッ!!」
馬鹿笑いするレスターに、ボーが後頭部に鋭い一撃見舞う。
涙目で頭を押さえ込むレスターを尻目に、
「行きますよ」
とユイは言った。
世間では夏休みも終わり、9月初頭に入っていた。
9月の最初にしては珍しく、祭りがあるというチラシをボーとヴィセント、レスターに見せる。
「9月の最初からって、なんか珍しいな」
「祭りって何だ?」
珍しがるボーの隣で、レスターがユイに聞く。
「祭りは美味しそうな食べ物とか、珍しい骨董品なんかが、屋台で売られているんだよ」
「ふーん、ヴィセント詳しいんだな」
「で、行きます?」
行かないなら、1人で行きますけどとまで言うので、よっぽど祭りに行きたいのだなとボーは思考する。
これにヴィセントが首を振った。
「僕、行かない」
「んでだよ。楽しい所なんだろ?」
「人混み、嫌い。うるさい所、あまり好きじゃない」
レスターの問いかけに、最もらしい事を口にする。
確かにヴィセントは、あまり人が多い所は好きでなさそうだ。
ただし、こういった騒がしいのは嫌いでない訳じゃない。
人混みとはまた違うのだから。
「じゃあヴィセントは留守番な。
土産何がいい?」
「兄さんの選ぶ物、センス無いからいいよ」
「だぁーっしゃっしゃっ! ボー、センス無い……痛ッ!!」
馬鹿笑いするレスターに、ボーが後頭部に鋭い一撃見舞う。
涙目で頭を押さえ込むレスターを尻目に、
「行きますよ」
とユイは言った。