貴方色
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「レスターさん、スーツ買ったんですか?」
近くの喫茶店まで歩きながら、ユイは隣歩くレスターに問い掛ける。
ああ、と頷く彼。
「と言っても、殆どボーの野郎に選んでもらったけどな。
スーツ、なんて普段着ないから、どれ選んだらいいか分からなくてさ」
「ボーさん良いですよね。貴方とスーツ選べて、さぞや幸せだったでしょうね」
「んな事ねぇよ。あの野郎にどれだけ、スーツぐらい自分で選べなんて言われたか」
ブツクサ言いながらも、ちゃんと選んでくれる辺り、ボーはなんだかんだ弟想いである。
ちなみに真ん中に、まだ弟がいるらしいが、ユイは会った事ない。
レスターの話によれば、常に引きこもって創作に専念しているのだとか。
「でも私を想って、スーツ選んで着てくれたんですよね。
欲言えば、自分で選んで欲しかったですけど」
「普段あまりボーの野郎と会話しないからな。
スーツを選んでもらって、ちょっとした会話出来たんだ。
俺にとっては良かったんだがな」
正にしてやったりみたいな顔で言われたら、グゥの音も出ない。
喫茶店入る前に、ユイは言う。
「レスターさん」
「あ?」
「私、貴方の事大好きですよ。
だから」
太陽を連想させる笑顔で、ユイは告げる。
「これからも、貴方の側にいさせて下さいね!」
(了)
近くの喫茶店まで歩きながら、ユイは隣歩くレスターに問い掛ける。
ああ、と頷く彼。
「と言っても、殆どボーの野郎に選んでもらったけどな。
スーツ、なんて普段着ないから、どれ選んだらいいか分からなくてさ」
「ボーさん良いですよね。貴方とスーツ選べて、さぞや幸せだったでしょうね」
「んな事ねぇよ。あの野郎にどれだけ、スーツぐらい自分で選べなんて言われたか」
ブツクサ言いながらも、ちゃんと選んでくれる辺り、ボーはなんだかんだ弟想いである。
ちなみに真ん中に、まだ弟がいるらしいが、ユイは会った事ない。
レスターの話によれば、常に引きこもって創作に専念しているのだとか。
「でも私を想って、スーツ選んで着てくれたんですよね。
欲言えば、自分で選んで欲しかったですけど」
「普段あまりボーの野郎と会話しないからな。
スーツを選んでもらって、ちょっとした会話出来たんだ。
俺にとっては良かったんだがな」
正にしてやったりみたいな顔で言われたら、グゥの音も出ない。
喫茶店入る前に、ユイは言う。
「レスターさん」
「あ?」
「私、貴方の事大好きですよ。
だから」
太陽を連想させる笑顔で、ユイは告げる。
「これからも、貴方の側にいさせて下さいね!」
(了)