頬におちる雨
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「ユイさんに髪を洗ってほしいです」
「は?」
言っている意味分からず、思わず聞き返す。
今、何て言った? 髪洗ってほしい?
「えっと、聞き違いじゃなかったらごめん。髪を洗ってほしいって?」
「はい、そう言いました」
微かに手首握る手に、力籠ってる気した。
これ承諾しなければ離してもらえないパターン!
「で、でも、私もうお風呂入ったし……」
「ユイさんに洗ってもらいたい気分なんです、駄目ですか?」
更に手首掴まれたまま、ズイッと端正な顔立ちを近付けられ、ユイは流れで承諾してしまう。
「わ、分かった、分かったから! 取り敢えず手首離して!」
承認した事でようやく手首離され、ホッとする。
だが続く吐夢からの言葉で、安堵の気持ちは霧散した。
「終わったら一緒に眠りましょうね」
笑顔だが獲物を決して逃さない猛獣の様な笑みを吐夢から向けられて、ユイはぎこちない笑みで頷くしかなかった。
(了)
「は?」
言っている意味分からず、思わず聞き返す。
今、何て言った? 髪洗ってほしい?
「えっと、聞き違いじゃなかったらごめん。髪を洗ってほしいって?」
「はい、そう言いました」
微かに手首握る手に、力籠ってる気した。
これ承諾しなければ離してもらえないパターン!
「で、でも、私もうお風呂入ったし……」
「ユイさんに洗ってもらいたい気分なんです、駄目ですか?」
更に手首掴まれたまま、ズイッと端正な顔立ちを近付けられ、ユイは流れで承諾してしまう。
「わ、分かった、分かったから! 取り敢えず手首離して!」
承認した事でようやく手首離され、ホッとする。
だが続く吐夢からの言葉で、安堵の気持ちは霧散した。
「終わったら一緒に眠りましょうね」
笑顔だが獲物を決して逃さない猛獣の様な笑みを吐夢から向けられて、ユイはぎこちない笑みで頷くしかなかった。
(了)