なし崩しの夜(*)
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「じゃあ決定ですね! 明日にでも会社に電話して辞表を……って、あわわ」
勢いよく立ち上がったユイは、身体をフラフラさせて転びそうになる。
それをカリオストロが支えた。
「か、カリオストロさん!?」
「まだ酔いが回っておいででしょう? 良ければ送りますよ」
カリオストロの言葉に、確かに一理あるなと思った。
このまま帰れば、間違いなく事故に遭いかねない。
そうします、とユイは頷く。
では失礼しますと告げ、自身の背にユイを背負う。
いきなり過ぎる行動に、抵抗など出来なかった。
「ちょ、これは流石に!」
「いいですから黙って背負われて下さい。
家までの道は言えますか?」
大の大人がおんぶだなんて恥ずかしい事この上ないが、カリオストロは下ろしてくれないだろう。
仕方なく彼の首に手を回し、大人しく従う事にする。
ユイから道を聞いたカリオストロは、
「では行きましょうか。
眠って下さっても構いませんよ」
「寝はしないと……いえ、でもちょっと寝たいです」
正直、酔いとスネイプとのいざこざで精神が限界迎えており、少し眠りたかった。
言葉に甘えて眠る事にする。
すぐ眠りの世界に入ったユイには聞こえなかった。
カリオストロのどこか怒り含んだ口調で告げられた言葉に。
「我が生徒を苦しめた罪、万事に値しますね。
スネイプ殿、お覚悟を」
次の日、ユイは何故か自身の家にいるカリオストロに、色々と世話焼かれる事になるのだがそれはまた別の話。
(了)
勢いよく立ち上がったユイは、身体をフラフラさせて転びそうになる。
それをカリオストロが支えた。
「か、カリオストロさん!?」
「まだ酔いが回っておいででしょう? 良ければ送りますよ」
カリオストロの言葉に、確かに一理あるなと思った。
このまま帰れば、間違いなく事故に遭いかねない。
そうします、とユイは頷く。
では失礼しますと告げ、自身の背にユイを背負う。
いきなり過ぎる行動に、抵抗など出来なかった。
「ちょ、これは流石に!」
「いいですから黙って背負われて下さい。
家までの道は言えますか?」
大の大人がおんぶだなんて恥ずかしい事この上ないが、カリオストロは下ろしてくれないだろう。
仕方なく彼の首に手を回し、大人しく従う事にする。
ユイから道を聞いたカリオストロは、
「では行きましょうか。
眠って下さっても構いませんよ」
「寝はしないと……いえ、でもちょっと寝たいです」
正直、酔いとスネイプとのいざこざで精神が限界迎えており、少し眠りたかった。
言葉に甘えて眠る事にする。
すぐ眠りの世界に入ったユイには聞こえなかった。
カリオストロのどこか怒り含んだ口調で告げられた言葉に。
「我が生徒を苦しめた罪、万事に値しますね。
スネイプ殿、お覚悟を」
次の日、ユイは何故か自身の家にいるカリオストロに、色々と世話焼かれる事になるのだがそれはまた別の話。
(了)