貴方は違う
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「ボーさん、助けて下さい!」
ある日、自宅で寛いでたら最近アンブローズに引っ越して来たユイが、なにやら慌てた様子で入って来た。
「何だよ、せっかく寛いで」
「と、兎に角、助けて下さい! 怪しい人につけられてて!」
正に卒倒しそうな表情で言われ、ボーは何も言えなくなる。
どうしようかと思案している間に、彼女は部屋の奥へ向かう。
「おい、勝手に」
「ヴィンセントさんに匿ってもらいます! まだ地下にいますよね!」
「ヴィンセントはやめとけ! 今アイツ、次の作品に悩み過ぎて機嫌が……ああ」
ボーの静止も聞かず、地下に向かうユイ。
よっぽど怖い相手、なのだろうか?
「よぉ、ここにユイが逃げ込んで来なかったか?」
ユイがヴィンセントのいる地下に入ると同時に、また別の声が部屋の入り口から聞こえて来る。
腹の出た禿頭の男性で、歯は黄ばんでいた。
恐らく風呂にも入っていないだろう、微かに悪臭が漂ってくる。
ヴィンセントや俺ですら、1日欠かさず風呂に入ってると言うのに。
顔を顰めるボーに、何を勘違いしたのか自信満々に男は言う。
「もしかして、僕の香水に酔いしれたかな?
彼女、僕を見る度にさ」
「それより名前言えよ。名前知らない相手からの自慢話なんて、聞きたくねぇ」
まさかの香水の匂いだったのか、と内心驚きながらも、なんとか平静を装う。
すんなりと、男は名乗った。
「僕の名前は、セブルス・プリンスだよ。
プリンスって苗字、いいと思わないかい?」
朗らかに笑うセブルスを見て、ボーはめんどくせぇと思わざるを得なかった。
ある日、自宅で寛いでたら最近アンブローズに引っ越して来たユイが、なにやら慌てた様子で入って来た。
「何だよ、せっかく寛いで」
「と、兎に角、助けて下さい! 怪しい人につけられてて!」
正に卒倒しそうな表情で言われ、ボーは何も言えなくなる。
どうしようかと思案している間に、彼女は部屋の奥へ向かう。
「おい、勝手に」
「ヴィンセントさんに匿ってもらいます! まだ地下にいますよね!」
「ヴィンセントはやめとけ! 今アイツ、次の作品に悩み過ぎて機嫌が……ああ」
ボーの静止も聞かず、地下に向かうユイ。
よっぽど怖い相手、なのだろうか?
「よぉ、ここにユイが逃げ込んで来なかったか?」
ユイがヴィンセントのいる地下に入ると同時に、また別の声が部屋の入り口から聞こえて来る。
腹の出た禿頭の男性で、歯は黄ばんでいた。
恐らく風呂にも入っていないだろう、微かに悪臭が漂ってくる。
ヴィンセントや俺ですら、1日欠かさず風呂に入ってると言うのに。
顔を顰めるボーに、何を勘違いしたのか自信満々に男は言う。
「もしかして、僕の香水に酔いしれたかな?
彼女、僕を見る度にさ」
「それより名前言えよ。名前知らない相手からの自慢話なんて、聞きたくねぇ」
まさかの香水の匂いだったのか、と内心驚きながらも、なんとか平静を装う。
すんなりと、男は名乗った。
「僕の名前は、セブルス・プリンスだよ。
プリンスって苗字、いいと思わないかい?」
朗らかに笑うセブルスを見て、ボーはめんどくせぇと思わざるを得なかった。