月ばかり見ていると大事なものをなくしてしまうよ(*)
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「月ばかり見上げていると、大事なものをなくしてしまいますよ。
だからもう」
「あはは、分かってるよ。もうユイは、本当に心配性だね」
軽く笑いながら、童磨はユイの手を握り返す。
彼女を安心させるように、
「俺は何があっても、ユイを忘れないし傷付けさせないから。
例え、月に惑わされてもね」
虹色の目が月と同じく煌々に輝く。
嘘の気配など感じられないのが、また彼らしいところだ。
こんな事言えば、無惨様は怒るかもしれない。
が、思わずにいられなかった。
童磨と人間として暮らせたら、どれだけ幸せだろうと。
叶わぬ夢だと理解していても、願わずにいられなかった。
想うくらいは自由だよね、と彼女は考える。
無論、無惨の前以外では。
「じゃ、行こうか」
童磨は手を繋ぎながら、軽く歩き始める。
鬼であるものの、若干暖かみある手を先程より強く握り締めて、彼女も歩みを再開した。
いつか、人間になれる未来を夢見て、童磨の隣りを歩き続けたユイだった。
(了)
だからもう」
「あはは、分かってるよ。もうユイは、本当に心配性だね」
軽く笑いながら、童磨はユイの手を握り返す。
彼女を安心させるように、
「俺は何があっても、ユイを忘れないし傷付けさせないから。
例え、月に惑わされてもね」
虹色の目が月と同じく煌々に輝く。
嘘の気配など感じられないのが、また彼らしいところだ。
こんな事言えば、無惨様は怒るかもしれない。
が、思わずにいられなかった。
童磨と人間として暮らせたら、どれだけ幸せだろうと。
叶わぬ夢だと理解していても、願わずにいられなかった。
想うくらいは自由だよね、と彼女は考える。
無論、無惨の前以外では。
「じゃ、行こうか」
童磨は手を繋ぎながら、軽く歩き始める。
鬼であるものの、若干暖かみある手を先程より強く握り締めて、彼女も歩みを再開した。
いつか、人間になれる未来を夢見て、童磨の隣りを歩き続けたユイだった。
(了)