この間引かれた物語(*)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「変……じゃないよね? 大丈夫な筈!」
ふんすと、変な気合いを入れているのは、秋の新作である茶色の上着に、膝丈までの緑色のスカートを穿いている--ユイであった。
今日は付き合って1週間経つ恋人である、吉田松陰との所謂デートである。
付き合った経緯は、同じ会社勤めで失恋したユイを宥めてくれたのがきっかけ。
振られた後にまたすぐに新しい恋に芽生えるとは--我ながらチョロいとは思うが。
小洒落た喫茶店の前で緊張しながら待っていると、待ち侘びた声がかけられた。
「遅くなってすみません、ユイ」
恐らく走って来たのだろう、黒髪が乱れておりかなりいけない、これはいけない。
肩で息しながら謝る吉田松陰に、待ってませんよと和かに笑い掛ける。
では喫茶店に入りましょうか、と松陰が手差し出したところで、最も聞きたくない声が。
「ユイ! やっぱりここにいたんだな!
僕とやり直してくれ!」
ユイの元カレであるスネイプが、息を激しく吐きながら言った。
松陰はユイを守るように立ち、
「今更何の用です? 彼女とは別れた筈でしょう?」
「違ったんだ! ユイと別れた後に付き合った女は、性格めっちゃ悪くて!
何人もの男と浮気してたんだ!」
スネイプと別れた後、すぐに松陰と付き合ったユイが言うのもなんだが、自分勝手にも程がある。
「だからと言って、そう軽々しく僕のユイと、寄りを戻そうなんてしないでいただきたい」
「今度は絶対、浮気しない! だからもう1度付き合おう、ユイ!」
まるで松陰を無視して、話を進めるスネイプに頭痛を覚えそうになる。
かと言って松陰ばかりに、頼る訳にいかない。
ユイの元カレ、であるのだから自分で決着付けねば。
幸い、話は聞いてくれそうであるし。
あくまでユイの、だが。
ふんすと、変な気合いを入れているのは、秋の新作である茶色の上着に、膝丈までの緑色のスカートを穿いている--ユイであった。
今日は付き合って1週間経つ恋人である、吉田松陰との所謂デートである。
付き合った経緯は、同じ会社勤めで失恋したユイを宥めてくれたのがきっかけ。
振られた後にまたすぐに新しい恋に芽生えるとは--我ながらチョロいとは思うが。
小洒落た喫茶店の前で緊張しながら待っていると、待ち侘びた声がかけられた。
「遅くなってすみません、ユイ」
恐らく走って来たのだろう、黒髪が乱れておりかなりいけない、これはいけない。
肩で息しながら謝る吉田松陰に、待ってませんよと和かに笑い掛ける。
では喫茶店に入りましょうか、と松陰が手差し出したところで、最も聞きたくない声が。
「ユイ! やっぱりここにいたんだな!
僕とやり直してくれ!」
ユイの元カレであるスネイプが、息を激しく吐きながら言った。
松陰はユイを守るように立ち、
「今更何の用です? 彼女とは別れた筈でしょう?」
「違ったんだ! ユイと別れた後に付き合った女は、性格めっちゃ悪くて!
何人もの男と浮気してたんだ!」
スネイプと別れた後、すぐに松陰と付き合ったユイが言うのもなんだが、自分勝手にも程がある。
「だからと言って、そう軽々しく僕のユイと、寄りを戻そうなんてしないでいただきたい」
「今度は絶対、浮気しない! だからもう1度付き合おう、ユイ!」
まるで松陰を無視して、話を進めるスネイプに頭痛を覚えそうになる。
かと言って松陰ばかりに、頼る訳にいかない。
ユイの元カレ、であるのだから自分で決着付けねば。
幸い、話は聞いてくれそうであるし。
あくまでユイの、だが。