今日は厄日だ
ツンデレ…
「お前なんか興味ない」という態度から繰り出される「実は興味あるんだけど」というちょっと素直じゃない裏腹な気持ちや行動が「キュン」とくるギャップ萌。
そんな「ツンデレ」という要素に萌えない人間などいるだろうか、いや、いるわけがない!
代表的な言葉 『べっ、別にアンタのために作ったわけじゃないんだからね!勘違いしないでよね!』 に秘められた照れと戸惑いと強がり…
ツンデレには色んなパターンがあるがここは長くなるのは間違いので割愛させていただく。
「そうか…ヤツはツンデレタイプだったってワケだ…なるほど…」
新たな発見に目を丸くする仙道だがどこか納得もしている様子。 彼には心当たりがあった。 忘れもしない湘北とのIHをかけた試合のこと。 仙道の頭の中で鮮明に浮かび上がる。
「おい気づいてるか花道。陵南は福田にボールを集めるぞ」
明らかに経験値の足りない桜木を攻めるウチの作戦に宮城が気付いたのはすぐにわかった。 相手がこの作戦に気づいても桜木に対応できないのは予測済みなので、作戦を変えるつもりなどなかったので問題なかったのだが、本題はこの後。 宮城の忠告に何も察しなかった桜木に対して流川は言った。
「ヤツのマークはお前だろ。…お前はナメられてる」
口数の少ない流川が珍しく、しかも桜木相手に相当喋りかけているのが印象的だった。 その時は「あいつにしちゃあ珍しいな」位にしか思ってなかったが、見方を変えるとまた違った印象になる。
忠告を理解しない桜木をいち早く感知し説明し更に桜木の闘争心までも引き出す。 一見乱暴な言葉だが、そこに秘められた奥深い意味の数々…
あぁ、なぜ気付かなかったのだろう…
瞬時に簡潔に説明をし、桜木の性格を理解した上でのあえて煽るような言葉選び。 普段はただ闇雲に煽るだけなのに… まさにツンデレであり嫁ではないか。 今ここで気付くとは仙道一生の不覚!! 気づかせてくれた赤木はやはり先輩と呼ぶに相応しい人間だ。 (気付いただけでも大収穫だ)
「言葉数は少ない上に突き放す言い方をするから一見気づかないが、気付くと色んな物が見えてくる。奥深いぞ、あいつは」
またも赤木は淡々と語りだす。
「本当に奥深いな、この(BLという)世界は…」
何故か遠くを見つめる赤木の瞳は悟りを開いたかのように綺麗に輝いていた。
「ちょっと待って下さい赤木さん」
キラキラ輝く赤木の肩をポンと叩いた者がいた。 長谷川だ。 その瞳はいつになく真剣だ。
「確かに見えないものが見えると新しい何かを発見して更に高まる気持ちはよくわかります。でも王道あってこその世界ですよ」
その時長谷川の後ろで三井の声が響く。
「うっ…うるせー!!別にてめーの為に言ってる訳じゃねーよ!!勘違いすんな!!」
ピシャーーーーン!!!
三人の背景に再び閃光が走る。
(((王道すぎるだろ三井ーーーっっ!!)))
三人の心の叫びがリンクしたのであった。
「お前なんか興味ない」という態度から繰り出される「実は興味あるんだけど」というちょっと素直じゃない裏腹な気持ちや行動が「キュン」とくるギャップ萌。
そんな「ツンデレ」という要素に萌えない人間などいるだろうか、いや、いるわけがない!
代表的な言葉 『べっ、別にアンタのために作ったわけじゃないんだからね!勘違いしないでよね!』 に秘められた照れと戸惑いと強がり…
ツンデレには色んなパターンがあるがここは長くなるのは間違いので割愛させていただく。
「そうか…ヤツはツンデレタイプだったってワケだ…なるほど…」
新たな発見に目を丸くする仙道だがどこか納得もしている様子。 彼には心当たりがあった。 忘れもしない湘北とのIHをかけた試合のこと。 仙道の頭の中で鮮明に浮かび上がる。
「おい気づいてるか花道。陵南は福田にボールを集めるぞ」
明らかに経験値の足りない桜木を攻めるウチの作戦に宮城が気付いたのはすぐにわかった。 相手がこの作戦に気づいても桜木に対応できないのは予測済みなので、作戦を変えるつもりなどなかったので問題なかったのだが、本題はこの後。 宮城の忠告に何も察しなかった桜木に対して流川は言った。
「ヤツのマークはお前だろ。…お前はナメられてる」
口数の少ない流川が珍しく、しかも桜木相手に相当喋りかけているのが印象的だった。 その時は「あいつにしちゃあ珍しいな」位にしか思ってなかったが、見方を変えるとまた違った印象になる。
忠告を理解しない桜木をいち早く感知し説明し更に桜木の闘争心までも引き出す。 一見乱暴な言葉だが、そこに秘められた奥深い意味の数々…
あぁ、なぜ気付かなかったのだろう…
瞬時に簡潔に説明をし、桜木の性格を理解した上でのあえて煽るような言葉選び。 普段はただ闇雲に煽るだけなのに… まさにツンデレであり嫁ではないか。 今ここで気付くとは仙道一生の不覚!! 気づかせてくれた赤木はやはり先輩と呼ぶに相応しい人間だ。 (気付いただけでも大収穫だ)
「言葉数は少ない上に突き放す言い方をするから一見気づかないが、気付くと色んな物が見えてくる。奥深いぞ、あいつは」
またも赤木は淡々と語りだす。
「本当に奥深いな、この(BLという)世界は…」
何故か遠くを見つめる赤木の瞳は悟りを開いたかのように綺麗に輝いていた。
「ちょっと待って下さい赤木さん」
キラキラ輝く赤木の肩をポンと叩いた者がいた。 長谷川だ。 その瞳はいつになく真剣だ。
「確かに見えないものが見えると新しい何かを発見して更に高まる気持ちはよくわかります。でも王道あってこその世界ですよ」
その時長谷川の後ろで三井の声が響く。
「うっ…うるせー!!別にてめーの為に言ってる訳じゃねーよ!!勘違いすんな!!」
ピシャーーーーン!!!
三人の背景に再び閃光が走る。
(((王道すぎるだろ三井ーーーっっ!!)))
三人の心の叫びがリンクしたのであった。