今日は厄日だ
カランコロン
喫茶店らしいベルの音を鳴らしながら開いたドアを、閉めようとした神を制するように藤真が立ち止まる
「?……どうしたんですか?藤真さっ……」
不思議に思った神も、藤真の目線を追うや否や固まった
「お前が変なこと言い出すからこんなことになったんだろう!」
「いや、お前がどんどん大袈裟なこと考えるからだろ」
何やら男達の言い争う声が聞こえてくる
そして、その声には聞き覚えがあった
「いいか、池上。お前が『こんな天気なのに、仙道なら釣りしてそうだな、はははっ』とか言うからだろう!!だから俺は心配でだなぁ!」
「いつからお前は仙道の保護者になったんだ?魚住。釣りなんてするわけないだろう。そこまで馬鹿じゃないだろうアイツだって………………多分」
「ほらまた!そうやって不安を残すような言い方して!!」
ギャースと喚く魚住と、それをからかう池上 陵南バスケ部の三年二人組が、後輩である仙道を探して辿り着いた喫茶店で口論を巻き起こしていた
「……………神、俺出たいんだけど」
.
喫茶店らしいベルの音を鳴らしながら開いたドアを、閉めようとした神を制するように藤真が立ち止まる
「?……どうしたんですか?藤真さっ……」
不思議に思った神も、藤真の目線を追うや否や固まった
「お前が変なこと言い出すからこんなことになったんだろう!」
「いや、お前がどんどん大袈裟なこと考えるからだろ」
何やら男達の言い争う声が聞こえてくる
そして、その声には聞き覚えがあった
「いいか、池上。お前が『こんな天気なのに、仙道なら釣りしてそうだな、はははっ』とか言うからだろう!!だから俺は心配でだなぁ!」
「いつからお前は仙道の保護者になったんだ?魚住。釣りなんてするわけないだろう。そこまで馬鹿じゃないだろうアイツだって………………多分」
「ほらまた!そうやって不安を残すような言い方して!!」
ギャースと喚く魚住と、それをからかう池上 陵南バスケ部の三年二人組が、後輩である仙道を探して辿り着いた喫茶店で口論を巻き起こしていた
「……………神、俺出たいんだけど」
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