白詰草の落書
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あれから17年後
夕食を済ませた赤木剛憲は今夜も自室に籠もり、鏡の前で神妙な顔をしている。
健康上の理由で彩子達の仲人を辞退した安西光義に代わり、赤木がこの大役を引き受ける事になったのだ。
聞けば、招待客は200名近いという。
いよいよ今週末に迫った披露宴に向けて、毎晩の練習に余念がない。
「あー、あー、
えー、本日はお日柄もよろしいようで……
およろしいようで、の方がいいかな、うん」
長々と書かれた原稿を消してはまた書き直す。
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