カルテ33
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そんなトランクスの言葉に、メディカは自分の頬が染まっていくのを感じ、気付かれない様にそっと視線を前へと向けるのだった。
深い意味は無いだろうその言葉に、反応してしまった自分が恥ずかしかった。
彼はただ図書館に行きたいだけであって、自分はそのきっかけを作っただけのことだ。
しかし
(嬉しい・・・か・・・。)
そう心の中で呟き、メディカが密かに表情を緩ませていると
「図書館に行くの、高校生の時以来なんですよ。本当はもっと、図書館を利用出来たらいいんですけど・・・。」
隣りを歩くトランクスは、そう言って苦笑いを浮かべた。
「トランクスさんは毎日お忙しいですし、なかなか図書館に行く時間がないですよね・・・。」
同じ様に眉を寄せ見上げるメディカを見ながら
「作ろうと思えば、あると思うんですけど・・・。ダメですね。自分を甘やかしてしまって。」
「仕方ないですよ。お忙しいんですから、少しくらい甘やかしてあげないと。」
そう言って向けられた微笑みに、ダメな自分が許されている気がして救われた気がした。
日々、気丈に振舞いながら激務をこなし(たまに逃げ出すこともあるが・・・)周りに弱音など吐ける相手もいない自分にとって、メディカの様な仕事上の駆け引きなど関係なく自由に話せる人間の貴重さが身に沁みる。
「ありがとうございます。そう言ってもらえると、楽になりますよ。」
青い目を細め、笑みを湛えるその横顔を、メディカは胸が詰まる思いで見つめるのだった。
深い意味は無いだろうその言葉に、反応してしまった自分が恥ずかしかった。
彼はただ図書館に行きたいだけであって、自分はそのきっかけを作っただけのことだ。
しかし
(嬉しい・・・か・・・。)
そう心の中で呟き、メディカが密かに表情を緩ませていると
「図書館に行くの、高校生の時以来なんですよ。本当はもっと、図書館を利用出来たらいいんですけど・・・。」
隣りを歩くトランクスは、そう言って苦笑いを浮かべた。
「トランクスさんは毎日お忙しいですし、なかなか図書館に行く時間がないですよね・・・。」
同じ様に眉を寄せ見上げるメディカを見ながら
「作ろうと思えば、あると思うんですけど・・・。ダメですね。自分を甘やかしてしまって。」
「仕方ないですよ。お忙しいんですから、少しくらい甘やかしてあげないと。」
そう言って向けられた微笑みに、ダメな自分が許されている気がして救われた気がした。
日々、気丈に振舞いながら激務をこなし(たまに逃げ出すこともあるが・・・)周りに弱音など吐ける相手もいない自分にとって、メディカの様な仕事上の駆け引きなど関係なく自由に話せる人間の貴重さが身に沁みる。
「ありがとうございます。そう言ってもらえると、楽になりますよ。」
青い目を細め、笑みを湛えるその横顔を、メディカは胸が詰まる思いで見つめるのだった。