カルテ30
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むくりと起き上がり、枕元の目覚まし時計を掴むと、針は午前10時を回っていた。
トランクスは寝起きのスッキリしない頭のままベッドの上で呆けていたが、ふと目を向けた机の上にある畳まれたハンカチが目に入ると
「・・・。・・・昨日は危なかったな・・・。」
と、ぼそりと呟いた。
昨夜、隣りに座るメディカに触れたい衝動に駆られ、それを必死で抑えていたことを思い出す。
「酔った勢い」と思わせ、彼女を抱き締めることだって出来た。そう思わせてしまえば、彼女だって許してくれたんじゃないか・・・?
などと、都合のいい様に浅ましいことを考えてしまう自分は健全な男だろう。
寝起きにそんなことを考えてしまう自分を少々軽蔑しながら、トランクスは昨夜のことを再び思い返していた。
あの2人だけを照らすライトの灯りが、妙にいい雰囲気を醸し出していたのは間違いなく、オレンジ色の灯りに照らされたメディカの微笑みは、いつも以上に柔らかく感じた。
そして自身の首筋に当てられた冷たい感触と、それを押さえる彼女の指にゾクリとし、それと同時に近くに感じる彼女の香りや息遣いが、自分の男の部分を煽っていったのは確かだった。
隣りに座ったメディカにそんな気はさらさらないのだが、彼女の行為が男の本能をムクムクと湧き上がらせたのは間違いなく、あの状況に何もせず「よく耐えた!」と、トランクスは自分を褒めてやりたかった。
しかし、満たされていないのは明らかで、トランクスは項垂れつつベッドから起き上がると、溜息と共にハンカチを強く握り締めるのだった。
トランクスは寝起きのスッキリしない頭のままベッドの上で呆けていたが、ふと目を向けた机の上にある畳まれたハンカチが目に入ると
「・・・。・・・昨日は危なかったな・・・。」
と、ぼそりと呟いた。
昨夜、隣りに座るメディカに触れたい衝動に駆られ、それを必死で抑えていたことを思い出す。
「酔った勢い」と思わせ、彼女を抱き締めることだって出来た。そう思わせてしまえば、彼女だって許してくれたんじゃないか・・・?
などと、都合のいい様に浅ましいことを考えてしまう自分は健全な男だろう。
寝起きにそんなことを考えてしまう自分を少々軽蔑しながら、トランクスは昨夜のことを再び思い返していた。
あの2人だけを照らすライトの灯りが、妙にいい雰囲気を醸し出していたのは間違いなく、オレンジ色の灯りに照らされたメディカの微笑みは、いつも以上に柔らかく感じた。
そして自身の首筋に当てられた冷たい感触と、それを押さえる彼女の指にゾクリとし、それと同時に近くに感じる彼女の香りや息遣いが、自分の男の部分を煽っていったのは確かだった。
隣りに座ったメディカにそんな気はさらさらないのだが、彼女の行為が男の本能をムクムクと湧き上がらせたのは間違いなく、あの状況に何もせず「よく耐えた!」と、トランクスは自分を褒めてやりたかった。
しかし、満たされていないのは明らかで、トランクスは項垂れつつベッドから起き上がると、溜息と共にハンカチを強く握り締めるのだった。