パパイヤ島の夜
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「お兄ちゃん、うまくやってるかしら?」
潮の香りが波の音と共に流れてくる海に面したパパイヤ島の最高級ホテルのエステサロンで、広いバルコニーに2つ並んだラタン製のベッドでうつ伏せになっていたブラは、同じく隣りでうつ伏せになっている母ブルマに問いかけた。
目の前に置かれた、甘いココナッツの香りを漂わせるアロマキャンドルの火が風で揺らめくのを目を細め見つめながら
「そうねー・・・。あの子以外と奥手みたいだからどうかしら?」
そうのん気に言う母に
「えー?!それじゃあ、せっかく2人きりにしてあげた意味がないじゃない!!」
不満の声を上げると
「そうよねー。せっかく2人きりなんだから、勇気出して告白しちゃえばいいのにね。」
と、ブルマはキャンドルの炎をうっとりとした目でみつめ言うのだった。
「ホント、お兄ちゃんてば勇気がないんだから。だからチャンスを全然モノに出来ないのよ。」
「あら、そうなの?」
「そうよ。パオズ山でもチャンスはあったのよ!せっかくいい雰囲気だったのに!」
「へぇ・・・。一度逃してるなら、今回は決めてもらわないとね。」
「でしょ!もう、お兄ちゃんが無理なら、お姉ちゃんから動いてくれないかしら。」
眉を寄せる娘に
「それは無理よ。」
ブルマは小さく笑った。
「えっ、どうして?!」
「どうしてって・・・。メディカちゃんがそんなタイプじゃないからよ。」
「タイプって・・・。だってお姉ちゃんもお兄ちゃんのこと好きなのよ?!」
「そうね・・・。メディカちゃんがそんなふうに動いてくれたら手っ取り早そうなのにね・・・。」
空に浮かぶ白い月に視線を移し、自分たちから極力一線を引こうとしているメディカの事を思いながら、ブルマは少し寂しそうに微笑むのだった。
潮の香りが波の音と共に流れてくる海に面したパパイヤ島の最高級ホテルのエステサロンで、広いバルコニーに2つ並んだラタン製のベッドでうつ伏せになっていたブラは、同じく隣りでうつ伏せになっている母ブルマに問いかけた。
目の前に置かれた、甘いココナッツの香りを漂わせるアロマキャンドルの火が風で揺らめくのを目を細め見つめながら
「そうねー・・・。あの子以外と奥手みたいだからどうかしら?」
そうのん気に言う母に
「えー?!それじゃあ、せっかく2人きりにしてあげた意味がないじゃない!!」
不満の声を上げると
「そうよねー。せっかく2人きりなんだから、勇気出して告白しちゃえばいいのにね。」
と、ブルマはキャンドルの炎をうっとりとした目でみつめ言うのだった。
「ホント、お兄ちゃんてば勇気がないんだから。だからチャンスを全然モノに出来ないのよ。」
「あら、そうなの?」
「そうよ。パオズ山でもチャンスはあったのよ!せっかくいい雰囲気だったのに!」
「へぇ・・・。一度逃してるなら、今回は決めてもらわないとね。」
「でしょ!もう、お兄ちゃんが無理なら、お姉ちゃんから動いてくれないかしら。」
眉を寄せる娘に
「それは無理よ。」
ブルマは小さく笑った。
「えっ、どうして?!」
「どうしてって・・・。メディカちゃんがそんなタイプじゃないからよ。」
「タイプって・・・。だってお姉ちゃんもお兄ちゃんのこと好きなのよ?!」
「そうね・・・。メディカちゃんがそんなふうに動いてくれたら手っ取り早そうなのにね・・・。」
空に浮かぶ白い月に視線を移し、自分たちから極力一線を引こうとしているメディカの事を思いながら、ブルマは少し寂しそうに微笑むのだった。