バラの誘惑
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家に着いたのは夜の8時を回っていた。
(あぁ・・・。何だよこの中途半端な時間は・・・。)
左腕にはめられた時計を見て思わず溜息を洩らす。
もっと遅ければ諦めも付くのだが、この「あと少し早ければ・・・!」という時間が腹立たしくて仕方がない。
今日のように、メディカが休みの日は少しでも早く帰宅し、彼女の顔を見て声を聞いて話しがしたいと思うのは、目下片想い中のトランクスが渇望してやまないことだった。
それでなくてもメディカとはすれ違いばかりで、一つ屋根の下で暮らしてはいるが、顔を合わすことはほとんどないのだ。
こんなに毎日頑張っているのにどうも報われていない自分が不憫で、心の中で
(クソー!俺結構頑張ってるよなぁ?少しくらいイイ事があってもいいだろ!!)
と、悪態を吐きながら廊下を歩いていると、何やら華やかな香りが前方から流れてきた。
(ん?この香り・・・バラ?)
と思いつつ歩みを進めていると、前からメディカが歩いて来るのが見え、思いも寄らぬ出来事に胸が大きく弾んだ。
「メディカさん!」
呼ぶと、メディカはまだこちらに気付いてなかったようで
「ト、トランクスさん!?」
立ち止まり驚いた顔を向けると、次には困惑する様な表情へと変わり、首にかけていたタオルで口元を隠すのだった。
そんな彼女を不思議に思いながら近付くと、トランクスはその姿と濃くなったバラの香りで、メディカの現在の状況に「ああ。」と納得したのだった。
(あぁ・・・。何だよこの中途半端な時間は・・・。)
左腕にはめられた時計を見て思わず溜息を洩らす。
もっと遅ければ諦めも付くのだが、この「あと少し早ければ・・・!」という時間が腹立たしくて仕方がない。
今日のように、メディカが休みの日は少しでも早く帰宅し、彼女の顔を見て声を聞いて話しがしたいと思うのは、目下片想い中のトランクスが渇望してやまないことだった。
それでなくてもメディカとはすれ違いばかりで、一つ屋根の下で暮らしてはいるが、顔を合わすことはほとんどないのだ。
こんなに毎日頑張っているのにどうも報われていない自分が不憫で、心の中で
(クソー!俺結構頑張ってるよなぁ?少しくらいイイ事があってもいいだろ!!)
と、悪態を吐きながら廊下を歩いていると、何やら華やかな香りが前方から流れてきた。
(ん?この香り・・・バラ?)
と思いつつ歩みを進めていると、前からメディカが歩いて来るのが見え、思いも寄らぬ出来事に胸が大きく弾んだ。
「メディカさん!」
呼ぶと、メディカはまだこちらに気付いてなかったようで
「ト、トランクスさん!?」
立ち止まり驚いた顔を向けると、次には困惑する様な表情へと変わり、首にかけていたタオルで口元を隠すのだった。
そんな彼女を不思議に思いながら近付くと、トランクスはその姿と濃くなったバラの香りで、メディカの現在の状況に「ああ。」と納得したのだった。