朝、トランクスと悟天がダイニングへ行くと、そこにはブラとパンの姿しかなく

「おはよう・・・って。あれ、メディカちゃんは？」

トランクスが聞くより先に、悟天がテーブルで既にお茶を飲んでいる２人に尋ねると

「メディカ先生なら、おばあちゃんと畑に行ったわよ。」

そう答えるパンは何故か浮かない顔を浮かべている。

いつも元気いっぱいのパンの、沈んだ表情が珍しく

「パンちゃん、どうしたんだい？元気がないみたいだけど・・・。」

椅子に座りながら、トランクスが不思議そうな顔をすると

「はぁぁ・・・。私の胸もあんなふうになるかしら・・・。」

と、溜息混じりに呟いたその言葉に「えっ？！」とたじろいだのは、少女達の向かいに座った男２人だった。

「お姉ちゃんの胸が美乳だったから、パンちゃんそれから気にしてるのよね。」

「私もあんなキレイな胸になるかなぁ・・・。」

パンが不安そうに自分の胸元を見つめるのを

「大丈夫よ！ブラたちもきっと美乳になれるわ！」

と励ます妹の声を聞きながら、トランクスは昨日メディカを抱え飛んだ時に見たあの胸の谷間や己の胸板に当たった柔らかい感触を思い出し、一人頬を染めていると、玄関のドアが開き、トマトやきゅうりが盛られたカゴを抱えたメディカが入って来た。

トランクスと悟天に気付き「おはようございます。」と、柔らかい笑みを向けるメディカに

「や、おはよう！」
「お、おはよう・・・。」

と、にやけた顔を向ける悟天と、頬を染めぎこちない返事を返すトランクスに

「ホント・・・嫌ね男って。」

と、ブラは正直な反応を示す男たちへ冷たい視線を向けるのだった。