彼女のお願い①
夢小説設定
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「ママってば、休みに入ったからって、ちょっと寝過ぎじゃない?」
ブラが塗りたてのペディキュアを乾かしながら、12時になろうかという時計に目を遣った。
「母さんにとったら、しっかり休めるのはこの時くらいなんだからいいんじゃないか。・・・ほら、直ったぞ。」
「ありがとう、お兄ちゃん!」
ソファに座り、作業していた手を止めると、トランクスは直したばかりのタブレットの電源を入れた。
〝ウィン〝という起動音が鳴り、画面が明るくなるのを確認してからブラにタブレットを手渡すも、その顔は渋い顔をしている。
「あんまり雑に扱うなよ。次は直せないかもしれないぞ。」
「はーい。でもまだ、3回目よ?ていうか、落としてこんな簡単に壊れるなんてダメじゃない?」
「あのな・・・。みんなブラみたいに雑じゃないからそんな頻繁に落とさないし、壊れないんだよ。」
呆れつつ、トランクスはソファから立ち上がると
「そんなことないわ。ちょっと落としたぐらいで壊れるのが悪いのよ!もっと衝撃に強いものに改良した方がいいんじゃない?」
眉を上げて言うブラに
「うちの製品に文句言うな。落とすブラが悪い。」
「何よ!ユーザーとして意見を言ってあげてるんだから、ちゃんと反映してよね!」
「はいはい。そのうちな。」
左手を上げ、リビングを出て行くトランクスの背中にブラは頬を膨らませ
「何よ、お兄ちゃんたら!クレームがきても知らないんだから!!」
と、悪態を吐く妹の声を背で聞きながら、トランクスは夏季休暇1日目をどう過ごそうかと思案を始めるのだった。
ブラが塗りたてのペディキュアを乾かしながら、12時になろうかという時計に目を遣った。
「母さんにとったら、しっかり休めるのはこの時くらいなんだからいいんじゃないか。・・・ほら、直ったぞ。」
「ありがとう、お兄ちゃん!」
ソファに座り、作業していた手を止めると、トランクスは直したばかりのタブレットの電源を入れた。
〝ウィン〝という起動音が鳴り、画面が明るくなるのを確認してからブラにタブレットを手渡すも、その顔は渋い顔をしている。
「あんまり雑に扱うなよ。次は直せないかもしれないぞ。」
「はーい。でもまだ、3回目よ?ていうか、落としてこんな簡単に壊れるなんてダメじゃない?」
「あのな・・・。みんなブラみたいに雑じゃないからそんな頻繁に落とさないし、壊れないんだよ。」
呆れつつ、トランクスはソファから立ち上がると
「そんなことないわ。ちょっと落としたぐらいで壊れるのが悪いのよ!もっと衝撃に強いものに改良した方がいいんじゃない?」
眉を上げて言うブラに
「うちの製品に文句言うな。落とすブラが悪い。」
「何よ!ユーザーとして意見を言ってあげてるんだから、ちゃんと反映してよね!」
「はいはい。そのうちな。」
左手を上げ、リビングを出て行くトランクスの背中にブラは頬を膨らませ
「何よ、お兄ちゃんたら!クレームがきても知らないんだから!!」
と、悪態を吐く妹の声を背で聞きながら、トランクスは夏季休暇1日目をどう過ごそうかと思案を始めるのだった。