カルテ28
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「あの、お疲れのところ、すみませんでした・・・。それでは、私、部屋に戻ります。おやすみなさい・・・。」
メディカがそう言って頭を下げると
「あ、いえ!俺の方こそ、ありがとうございます!!おやすみなさい・・・。」
トランクスが答えると、メディカは笑顔のまま、元来た廊下を戻って行くのだった。
遠ざかって行くメディカの姿が見えなくなるまで、トランクスはその姿を見送っていた。
そして姿が見えなくなると、トランクスは部屋に入り、締りのない顔のままベッドにドカリと座り込んだ。
手作りの物は何度かもらった事はあったが、今までこれ程心弾んだだろうか。
紙袋を開けると、中には白いリボンで口を結ばれた茶色の袋が入っており、更にそれを開けると、中には個包装された数種類のクッキーが入っていた。
ほんのりと甘い香りが漂い、自然と口元は緩んでいく。
そして、ベッドに放り出した携帯電話を手にすると、指先を素早く動かし
『ちょっと前進。』
と、少しはったり気味な文章を打ったが、ふと冷静な声が心から聞こえた。
(別に深い意味はないだろ。お礼だと言ってたじゃないか。)
その声に、送信ボタンを押そうとしていた指が止まる。
そうだ・・・。
きっと自分が期待している様な感情は全く入っていない、これは、ただ彼女からの感謝の気持ちだけが込められたものじゃないのか。
トランクスは止まったまま頭を巡らすと、再び指を動かし
『まずまずかな。』
と、進展した様なしていない様な・・・曖昧な文章を入力し、送信ボタンを押したのだった。
メディカがそう言って頭を下げると
「あ、いえ!俺の方こそ、ありがとうございます!!おやすみなさい・・・。」
トランクスが答えると、メディカは笑顔のまま、元来た廊下を戻って行くのだった。
遠ざかって行くメディカの姿が見えなくなるまで、トランクスはその姿を見送っていた。
そして姿が見えなくなると、トランクスは部屋に入り、締りのない顔のままベッドにドカリと座り込んだ。
手作りの物は何度かもらった事はあったが、今までこれ程心弾んだだろうか。
紙袋を開けると、中には白いリボンで口を結ばれた茶色の袋が入っており、更にそれを開けると、中には個包装された数種類のクッキーが入っていた。
ほんのりと甘い香りが漂い、自然と口元は緩んでいく。
そして、ベッドに放り出した携帯電話を手にすると、指先を素早く動かし
『ちょっと前進。』
と、少しはったり気味な文章を打ったが、ふと冷静な声が心から聞こえた。
(別に深い意味はないだろ。お礼だと言ってたじゃないか。)
その声に、送信ボタンを押そうとしていた指が止まる。
そうだ・・・。
きっと自分が期待している様な感情は全く入っていない、これは、ただ彼女からの感謝の気持ちだけが込められたものじゃないのか。
トランクスは止まったまま頭を巡らすと、再び指を動かし
『まずまずかな。』
と、進展した様なしていない様な・・・曖昧な文章を入力し、送信ボタンを押したのだった。