カルテ60
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
滅多に・・・いや、ほぼ来ることのない食品売り場を物珍しげに見回しながら歩いていると
「何か食べたい物はありませんか?」
と、隣でショッピングカートを押すメディカの声がした。
「俺は何でも・・・。そうですね、メディカさんの得意な料理が食べてみたいかな。」
「得意な料理・・・ですか。うーん、ハンバーグなんですけど、さっきもハンバーガー食べましたし・・・。」
「俺はハンバーグでも構いませんよ!店のものとメディカさんの手作りじゃ違うでしょう?」
「・・・そうですけど・・・。」
と、納得し兼ねた顔でメディカショッピングカートを押し進めていると
「ちょっと、そこの奥さん!これ新商品なんだけど、どう?よかったら食べてみて!!」
という、よく通る声がした。
一瞬その声が誰に向けられているのか分からなかったが、周りを見れば自分たち以外に誰もおらず、その声の方を向くと試食販売員のおばさんがニコニコとした笑顔をこちらに向けていた。
それに「えっ?!わ、私・・・?」と、慌てていると
「ほら、どうぞどうぞ!食べてみてちょうだい!!」
距離はそう近くもなく、スルーしようと思えば出来たのだが、おばさんに完全にロックオンされてしまい仕方なくそっちの方へとカートを進ませると
「夏といえばやっぱりカレーでしょ!どう?きっと奥さんたちみたいな若いご夫婦には、この辛口がいいと思うの!!」
そう言うとおばさんは小さな鍋からルーを掬い、すでに盛られている一口大程の温かい白御飯へとよそうと、それをメディカへと手渡した。
「何か食べたい物はありませんか?」
と、隣でショッピングカートを押すメディカの声がした。
「俺は何でも・・・。そうですね、メディカさんの得意な料理が食べてみたいかな。」
「得意な料理・・・ですか。うーん、ハンバーグなんですけど、さっきもハンバーガー食べましたし・・・。」
「俺はハンバーグでも構いませんよ!店のものとメディカさんの手作りじゃ違うでしょう?」
「・・・そうですけど・・・。」
と、納得し兼ねた顔でメディカショッピングカートを押し進めていると
「ちょっと、そこの奥さん!これ新商品なんだけど、どう?よかったら食べてみて!!」
という、よく通る声がした。
一瞬その声が誰に向けられているのか分からなかったが、周りを見れば自分たち以外に誰もおらず、その声の方を向くと試食販売員のおばさんがニコニコとした笑顔をこちらに向けていた。
それに「えっ?!わ、私・・・?」と、慌てていると
「ほら、どうぞどうぞ!食べてみてちょうだい!!」
距離はそう近くもなく、スルーしようと思えば出来たのだが、おばさんに完全にロックオンされてしまい仕方なくそっちの方へとカートを進ませると
「夏といえばやっぱりカレーでしょ!どう?きっと奥さんたちみたいな若いご夫婦には、この辛口がいいと思うの!!」
そう言うとおばさんは小さな鍋からルーを掬い、すでに盛られている一口大程の温かい白御飯へとよそうと、それをメディカへと手渡した。