メディカが帰宅したのは、退院パティーから２日後の夕方だった。

「ただいま帰りました。」

と言うメディカの顔は疲れ切っており、その顔を見たブルマとブラの２人は一瞬言葉を失った。

「おかえりなさい、メディカちゃん。」

「お姉ちゃん、おかえりなさい。何だかすごく疲れてるみたいだけど。」

２人の心配そうに自分を見る顔に

「ちょっと、寝れてなくて・・・。」

メディカは弱々しく笑うと

「あの、ブルマさん。すみません、私、今日はこのまま休ませてもらいます。」

と、続けた。

「そうね・・・。それがいいわ。」

「すみません。ありがとうございます・・・それでは、おやすみなさい。」

メディカはそう言って頭を下げると、リビングを出て部屋へと向かうのだった。

「お姉ちゃん大丈夫かしら？」

「メディカちゃんも、あんな顔するのね・・・。何かあったのかしら？」

ブラとブルマは顔を見合わせると心配そうに、メディカが去った後を見つめるのだった。



「えっ、メディカさんが？」

帰宅したトランクスは、ブルマとブラからメディカの様子を聞き眉を寄せた。

あの妙な胸騒ぎはこれだったのかと思い、黙り込んでいると

「・・・アンタ、今日も早く帰って来たみたいだけど、残念だったわね。」

「なっ・・・！？」

ブルマに気の毒そうな顔を向けられ、トランクスは顔を赤らめ、たじろぐのだった。