微笑みながら、そうフォローしてくれるメディカに情けなさと照れとが混ざり

「だと、いいんですけど・・・。」

眉を寄せ困ったような笑顔を作ると

「ふふ。大丈夫ですよ。トランクスさんは社内でも取引のある会社からも大人気だってブラちゃんから聞きましたから。」

「えっ・・・？！」

「それを聞いた時、トランクスさんて色々な方に好かれてるし、人望があるんだなって思いました。やっぱり、トランクスさんて凄いなって・・・。だから、大丈夫です！」

こちらを覗き込む様に笑顔を見せ、そう言ったメディカに

「そんなふうに言われたら、すごく照れますね・・・。」

緩みそうな口元を誤魔化しながら言うと

「トランクスさんて、自分の良さに気付いてませんよね。」

笑いを堪える様に言った後

「もっと、自信持って下さい！トランクスさんは凄く魅力的なんですから。」

ストレートにそんな言葉を投げられ、どう返していいか分からず困っていると

「でも・・・そういうところが私は好きですけど。」

と、続け様にきたストレートの威力に打ち返すことも忘れ、熱を帯びた顔と緩む口元を隠す様に右の手で覆うと

「ふふっ！照れないで下さい。私、本当にそう思ってるんですよ。」

楽しそうに言うメディカに

「あ、いや・・・。メディカさんにそう言われると、余計に照れると言うか・・・。」

（嬉しいというか・・・）と、心の中で付け加え、片想い中の彼女からの恥ずかしくも嬉しい言葉に顔がニヤつくのを堪えていると、顔の筋肉が痛くなってきた。