「ハハッ！トランクス。お前がメディカちゃんのこと好きなことくらい、みんな分かってるぞ。」

「えっ？！！」

「そりゃ、見てたら分かるさ。・・・って、俺は１８号から聞いたんだけどな。しかし、女っていうのはホント勘が鋭いよ。もしかしたらメディカちゃん、お前の気持ちに薄々気付いてるかも知れないぞ！」

そう言って笑うクリリンと、それを聞いてニタニタと笑う悟天とヤムチャが目に入り、恥ずかしいことこの上なく

「俺って、そんなに分かりやすいですか・・・？」

トランクスは赤面し頭を抱えるように、離れた場所でブラたち少女と話しをしているメディカを盗み見るのだった。

「だから言ってるだろ、トランクス早くしろよ。もし、メディカちゃんがお前の気持ちに気付いてたとしたら、話しは早いじゃないか。」

「そうだよ！早くしなきゃ取られちゃうかもよー。」

他人事感が半端無いナンパな２人がせっつくのを

「まぁまぁ、２人とも。ここは温かく見守ってやろうぜ。なぁ、トランクス。」

宥めるクリリンに

「はぁ・・・。」

と、覇気の無い返事を返すと

「おいおい、しっかりしろよ。ガキの頃はあんなに自信満々だったじゃねぇか。」

「いや・・・。もう、俺も大人ですから・・・。」

「何だよ、嫌な奴だなー。お前は誰がどう見てもカッコイイんだから、自信持ってぶつかってみろって！」

「ほら。クリリンさんもそう思うでしょ？」

「な？クリリンも俺たちと同じ意見だ。だから、頑張れよトランクス！」

３人はニヤリとした顔を、トランクスへと向けるのだった。