カルテ52

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「まさか、こんな結果になるなんてね・・・。」

ブルマが見据える先には、見事ビンゴでドラゴンボールをゲットしてピースサインをする亀仙人の姿があった。

「あの爺さんが獲るなんて思いもしなかったわ・・・。」

そう呟くブルマ同様

「ホントだべ・・・。まさか武天老子様が当てちまうとは・・・。想像もしてなかったべ・・・。」

「くやしーい!私が獲るつもりだったのにぃぃ!!」

と、皆予想外の人物がドラゴンボールを手にしたことに唇を噛んでいた。

「でも、仕方ないわね。当てちゃったんだから。はい、特賞のドラゴンボールよ!」

納得いかないというふうに、ブルマがジュラルミンのケースを亀仙人に差し出すと

「おお、すまんけどのブルマ。すぐ使うから、そこから出して並べてくれんか。」

そう言った老人に

「おい!もう使っちまうのかよ?!」

と、声を上げたのはウーロンだった。

皆もウーロン同様、亀仙人の発言に驚き

「武天老子様、そんなすぐ使っちゃっていいんですか?願い事はちゃんと考えた方が・・・。」

クリリンも進言するが

「願いなら、もう決まっとるから大丈夫じゃ。ほれ、神龍を呼び出すから下がっとれ。」

そう言って亀仙人は1歩前に出ると、足元に置かれた7つのオレンジ色の球に向かって両手をかざし

「出でよ神龍!そして願いを叶え給え。」

と、唱えたのだった。

何度も見てきた場面なのだが、この瞬間は皆静まり返りオレンジの光を放ち始めた7つの球を見守っている。

そんな超常現象が起こる前の、これまで体験した事のない異様な光景に、メディカは息を呑むのだった。
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