カルテ51
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そんなぎこちない雰囲気を霧散したのは
「トランクス!!」
と叫ぶ悟天の声だった。
まだこちらに向かって来ていた気功波にトランクスは反応が遅れ、1発はメディカを庇いながら右手で弾き飛ばしたものの、続け様に飛んで来たものには間に合わず、メディカを再び抱きすくめると歯を食いしばり、目を固く閉じて衝撃を覚悟した。
―が、思っていた衝撃は訪れず、閉じていた目を薄っすらと明けると
「大丈夫ですか、トランクスさん?!」
その聞き覚えのある声に目を開き振り返ると、陽に焼けた逞しい背中が目に映った。
「ウーブ!」
その名を呼ぶと、振り返り「お久しぶりです。」と言う少年は、日々の修行の成果だろう。以前より確実に力をつけていることが見て取れた。
「すまない、ウーブ・・・!ありがとう。」
気功波をウーブが弾き飛ばしてくれたのだと悟ると、トランクスはそう言って抱えていたメディカを下ろし、共に立ち上がった。
「いえ。間に合ってよかったです。」
そう微笑むウーブの姿に(今の自分ではもしかしたら敵わないかもしれないな・・・。)そんな悔しさが頭の隅でチラリとよぎった。
やはり戦闘民族の血が流れているからだろうか。力ある者を意識し、嫉妬心が湧き始めた時だった。
「ブウさーーん!美味しいプリンがありますよーー!!」
という、マイクを通したサタンの声が上空めがけ響き渡り
その声に
「プリン・・・?プリン!プリン、オレの!!」
ブウはそう言うと、ようやく落ち着きを取り戻し、テーブルいっぱいに並べられたプリンめがけ、空から急降下するのだった。
「トランクス!!」
と叫ぶ悟天の声だった。
まだこちらに向かって来ていた気功波にトランクスは反応が遅れ、1発はメディカを庇いながら右手で弾き飛ばしたものの、続け様に飛んで来たものには間に合わず、メディカを再び抱きすくめると歯を食いしばり、目を固く閉じて衝撃を覚悟した。
―が、思っていた衝撃は訪れず、閉じていた目を薄っすらと明けると
「大丈夫ですか、トランクスさん?!」
その聞き覚えのある声に目を開き振り返ると、陽に焼けた逞しい背中が目に映った。
「ウーブ!」
その名を呼ぶと、振り返り「お久しぶりです。」と言う少年は、日々の修行の成果だろう。以前より確実に力をつけていることが見て取れた。
「すまない、ウーブ・・・!ありがとう。」
気功波をウーブが弾き飛ばしてくれたのだと悟ると、トランクスはそう言って抱えていたメディカを下ろし、共に立ち上がった。
「いえ。間に合ってよかったです。」
そう微笑むウーブの姿に(今の自分ではもしかしたら敵わないかもしれないな・・・。)そんな悔しさが頭の隅でチラリとよぎった。
やはり戦闘民族の血が流れているからだろうか。力ある者を意識し、嫉妬心が湧き始めた時だった。
「ブウさーーん!美味しいプリンがありますよーー!!」
という、マイクを通したサタンの声が上空めがけ響き渡り
その声に
「プリン・・・?プリン!プリン、オレの!!」
ブウはそう言うと、ようやく落ち着きを取り戻し、テーブルいっぱいに並べられたプリンめがけ、空から急降下するのだった。