そして、そんな女性たちの会話を隣で聞いていた男２人は

（水着か・・・。どんなの買ったんだろ？・・・って、何想像してるんだ！い、いや、でも・・・気になるだろ・・・。・・・って、ダ、ダメだ俺！想像しちゃ！！近くにメディカさんがいるんだぞ！反応すると変に思われるじゃないか！！なっ・・・南の都だって！？ブラの奴！余計なことを・・・！）

（チッ！ブルマの奴ふざけたことを・・・！！おい・・・！ナンパだと？！クズ野郎どもが・・・！俺の娘に手を出そうとはいい度胸だな！何かしてみろ！！タダじゃすまんからな！！！）

という悶々モヤモヤとした思いを、無言で食事と共に噛み砕き飲み込んでいた。

それを知ってか知らずか

「メディカちゃんはまだまだ若くてカワイイんだし、海に行けば出会いがあるかもしれないわよ！今日の水着すっごくメディカちゃんに似合ってたし、ビーチにいるだけで男が寄って来るわよ！どう？行きたくなって来たでしょ！」

と、ブルマはニンマリと笑顔を浮かべるのだった。

そんな何処かで聞いた様な台詞に

「えっ？あー・・・そうですね・・・。」

と、濁す様に愛想笑いを浮かべていると

「メディカちゃんみたいなカワイイ子が、いつまでもボーイフレンドがいないなんて不自然よー。早く素敵なヒト見つけないと！」

と、言うブルマの視線が一瞬、メディカから隣りの自分へと移り「早くしないとどうなってもしらないわよ。」とでも言いたげな母からの無言のプレッシャーを受け、トランクスは表情を引き攣らせるのだった。