ブルマの買い物を終え、次はやっとブラの買い物へと向かう頃には昼を過ぎており

「お腹空いたわねー。ブラの買い物は食べてからにしましょ。」

というブルマの一言で、ブラの買い物は昼を食べてからということになった。

そして、レストランを出てから向かった先は、ブラがお気に入りだという子供から大人の服や小物が取り揃えてある有名なショップだった。

行き慣れてると見え、ブラは店内の奥へとズンズンと進んで行く。

一方でメディカは、普段あまり入ることのない店内をゆっくり見て回っていた。

すると「お姉ちゃん、来て！」と呼ぶ声が聞こえ、そちらに向かうと鮮やかな色が目立つ水着コーナーが展開されていた。

「ブラちゃん、気に入ったのはあった？」

「うん・・・それが、お気に入りが３着あって迷ってるの。どれもカワイイから、選べないわー。」

困った顔をするブラに

「しょうがないわねー。なら、全部買っていいわよ！」

と言う、天の声が聞こえ、ブラは一瞬にして表情を変えると

「さすがママ！だからママとのお買い物大好きよ！！」

と、一転明るい表情でブルマに抱きつくのだった。

そんな微笑ましい様子を、少し羨ましく思いながら

「よかったね、ブラちゃん！」

と声を掛け、自分も水着が掛けられているハンガーラックに目を向け、何気なくそれらを見ていると

「メディカちゃんは水着は持ってるの？」

と、尋ねられ

「持ってないんです。予定もないですし・・・。」

そう答えると

「あら、予定は作るものよ！」

と、ブルマはパチリとウインクするのだった。