「ええ！」

そう言って少し得意げに、にこりと笑うトランクスに

「スゴイ！スゴイですね、トランクスさん！！」

メディカは興奮しながらトランクスを見つめるのだった。

「本当にスゴイ！飛行機まで造れちゃうんですね！うわー・・・。完成が楽しみですね！！」

そう言いながら、飛行機の周りを色んな角度から見て回るメディカの姿を目で追いながら、いつもの落ち着いた彼女とは違う姿を垣間見て表情を緩めていると

「あとどれくらいで完成するんですか？」

と、尋ねられ

「そうですね・・・。あとはエンジンの調整だけなので、頑張ればあと１ヵ月くらいで完成すると思います。」

「それじゃあ、あと少しですね！頑張って完成させて下さいね。」

そんな励ましの言葉を、愛らしい笑顔と共に送られ少し舞い上がってしまい

「完成したら、これで何処か行きませんか？」

と、調子に乗って口から出た言葉に、トランクスは自分自身驚いてしまった。

そして、その言葉にメディカも驚いた様で

「え・・・。いいんですか？」

と、驚いた様にトランクスを見つめている。

「は、はい。あの・・・メディカさんさえよければ・・・。」

自分の発言に焦ってしまい、段々と語尾が弱くなるのを自分で聞きつつ答えると

「ホントですか！？わー、嬉しいです！じゃあ、完成楽しみに待ってますね！」

そう言って、満面の笑みを向けられ

「え、ええ！楽しみにしていて下さい！！」

と、思ってもみなかった返答と展開に、トランクスの胸は一瞬にして明るくなったのだった。