カルテ10
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部屋に戻るブラの足取りは軽かった。
「日曜日、休みだから一緒に買い物に行かない?」
メディカからの誘いに、ブラはブルマに見せつける様にはしゃいでOKを出した。
社長職をトランクスに譲り、会長になったブルマは以前と変わらず多忙で、母と一緒に過ごす時間が増えると思っていたブラは、ただただ、ガッカリさせられた。
だから先日の入院はブラには嬉しい出来事だった。ブルマは仕事を全てキャンセルし、毎日自分の元へと通ってくれたのだから。
(もっと入院していたかったわ……)
10歳の少女は心の奥で呟いた。
誰にも言えない寂しさを胸の中に押し込めて、ブラは1人鬱屈した日々を過ごしていた。
だから、リビングを出て行こうとした時メディカから誘われたことはとても嬉しかった。
メディカと買い物に行きたかったのはもちろんだが、自分が母から離れて行く姿を見せつけて、嫉妬させたかったという気持ちもあった。
ただ、母が嫉妬などする筈はなく独りよがりだということは分かっている。
それでもいい。自己満足なのは重々承知だ。
そんなことを思いながら歩いていると、もう1つ気になることを思い出した。
それは兄、トランクスのことだ。
食事をする2人を何気なく見ていたのだが、兄の様子が少し違う事に気が付いた。
(あれはもしかして、そういうことかしら……?)
と、ブルマ譲りの勘が働いた。
そう思いだしたら考えるだけで口角が上がってしまい、ブラはニヤついた顔で部屋に入ると、何かを企む様に腕を組み、ベッドに座り込むのだった。
「日曜日、休みだから一緒に買い物に行かない?」
メディカからの誘いに、ブラはブルマに見せつける様にはしゃいでOKを出した。
社長職をトランクスに譲り、会長になったブルマは以前と変わらず多忙で、母と一緒に過ごす時間が増えると思っていたブラは、ただただ、ガッカリさせられた。
だから先日の入院はブラには嬉しい出来事だった。ブルマは仕事を全てキャンセルし、毎日自分の元へと通ってくれたのだから。
(もっと入院していたかったわ……)
10歳の少女は心の奥で呟いた。
誰にも言えない寂しさを胸の中に押し込めて、ブラは1人鬱屈した日々を過ごしていた。
だから、リビングを出て行こうとした時メディカから誘われたことはとても嬉しかった。
メディカと買い物に行きたかったのはもちろんだが、自分が母から離れて行く姿を見せつけて、嫉妬させたかったという気持ちもあった。
ただ、母が嫉妬などする筈はなく独りよがりだということは分かっている。
それでもいい。自己満足なのは重々承知だ。
そんなことを思いながら歩いていると、もう1つ気になることを思い出した。
それは兄、トランクスのことだ。
食事をする2人を何気なく見ていたのだが、兄の様子が少し違う事に気が付いた。
(あれはもしかして、そういうことかしら……?)
と、ブルマ譲りの勘が働いた。
そう思いだしたら考えるだけで口角が上がってしまい、ブラはニヤついた顔で部屋に入ると、何かを企む様に腕を組み、ベッドに座り込むのだった。