カルテ9
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先程までクールだったトランクスが、一瞬にして項垂れる姿が可笑しくて、メディカはつい意地悪く笑ってしまった。
隣りのその顔をチラリと見ると、トランクスは恥ずかしそうな、不機嫌なような・・・。何とも苦い表情を浮かべている。
その顔にメディカは、更に口元が緩むのだった。
(全く……母さんは……!)
トランクスは依然ハンドルを強く握りながら、息子のプライベートなことまでペラペラと話してしまう母を恨めしく思っていると
「すみません……笑ってしまって」
と、眉を寄せ微笑んでいるメディカの顔が視界の端に映った。
「あ、あぁ……。いえ、大丈夫ですよ……」
トランクスは正面を向いたまま、そう答えるので精一杯だった。
答えた後も気恥ずかしく、黙り込んでいると
「でも、そういう人にはいつか必ず出逢えと思うんです。だから、ブルマさんには悪いですけど無理につくる必要ってないと思います」
意外な言葉に「えっ……」と、呆けた様な声を出すと
「すみません、私が偉そうに言うコトじゃないですけど……。あ、今言った事、ブルマさんには内緒にしといて下さいね」
見ると、メディカは困ったような笑顔を浮かべている。
「出逢いはきっとありますよ。素敵な人に出逢えるといいですね」
その明るい言葉に、トランクスは気持ちが軽くなった様な気がした。
そしてこの時、母や妹がメディカを気に入っている理由が少し分かった気がしたのだった。
隣りのその顔をチラリと見ると、トランクスは恥ずかしそうな、不機嫌なような・・・。何とも苦い表情を浮かべている。
その顔にメディカは、更に口元が緩むのだった。
(全く……母さんは……!)
トランクスは依然ハンドルを強く握りながら、息子のプライベートなことまでペラペラと話してしまう母を恨めしく思っていると
「すみません……笑ってしまって」
と、眉を寄せ微笑んでいるメディカの顔が視界の端に映った。
「あ、あぁ……。いえ、大丈夫ですよ……」
トランクスは正面を向いたまま、そう答えるので精一杯だった。
答えた後も気恥ずかしく、黙り込んでいると
「でも、そういう人にはいつか必ず出逢えと思うんです。だから、ブルマさんには悪いですけど無理につくる必要ってないと思います」
意外な言葉に「えっ……」と、呆けた様な声を出すと
「すみません、私が偉そうに言うコトじゃないですけど……。あ、今言った事、ブルマさんには内緒にしといて下さいね」
見ると、メディカは困ったような笑顔を浮かべている。
「出逢いはきっとありますよ。素敵な人に出逢えるといいですね」
その明るい言葉に、トランクスは気持ちが軽くなった様な気がした。
そしてこの時、母や妹がメディカを気に入っている理由が少し分かった気がしたのだった。