カルテ6
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しかし、玄関を進み正面にある部屋に入った瞬間3人は息を呑んだ。
消化の為に放水された水と、消火剤のおかげで、部屋は水浸しになったのだろう。それが乾いて、部屋の中はパリパリになっている。
締め切られた部屋は臭いも濃く、メディカは空気を入れ換えようと、部屋の正面にある窓を開け放った。
滑らかだったカーペットは歩くとパサパサとした質感に変わっており、見上げた天井は一部滲んで染みが出来ている。
窓を開けると外気が流れ込み、篭っていた空気を追い出しに掛かった。風に揺れるカーテンはすでに異臭が染み付いており、揺れる度に微かに臭いを放っている。
「あらー・・・。これは、思ってたより酷いわね。」
部屋の中をぐるりと見回しながら、ブルマは眉をひそめた。
ブラはベッドの寝具に触れたり、本棚から本を取り出したりと、人の部屋であるにも関わらず、遠慮なしに動き回っている。
「これ・・・今すぐは住めない感じですよね・・・。」
引き攣った顔でメディカが力なく言うと
「そうねぇ。住むにはリフォームが必要だわね。壁も天井も水が滲みちゃってるし、電気製品も使えるか怪しいところね。」
「先生、本もふやけちゃってるわ。ベッドも臭い付いてるし・・・。」
火災というものが燃えずともどれだけ酷いことになるのか・・・。それを目の当たりにした3人は、自ずと会話が減っていったのだった。
消化の為に放水された水と、消火剤のおかげで、部屋は水浸しになったのだろう。それが乾いて、部屋の中はパリパリになっている。
締め切られた部屋は臭いも濃く、メディカは空気を入れ換えようと、部屋の正面にある窓を開け放った。
滑らかだったカーペットは歩くとパサパサとした質感に変わっており、見上げた天井は一部滲んで染みが出来ている。
窓を開けると外気が流れ込み、篭っていた空気を追い出しに掛かった。風に揺れるカーテンはすでに異臭が染み付いており、揺れる度に微かに臭いを放っている。
「あらー・・・。これは、思ってたより酷いわね。」
部屋の中をぐるりと見回しながら、ブルマは眉をひそめた。
ブラはベッドの寝具に触れたり、本棚から本を取り出したりと、人の部屋であるにも関わらず、遠慮なしに動き回っている。
「これ・・・今すぐは住めない感じですよね・・・。」
引き攣った顔でメディカが力なく言うと
「そうねぇ。住むにはリフォームが必要だわね。壁も天井も水が滲みちゃってるし、電気製品も使えるか怪しいところね。」
「先生、本もふやけちゃってるわ。ベッドも臭い付いてるし・・・。」
火災というものが燃えずともどれだけ酷いことになるのか・・・。それを目の当たりにした3人は、自ずと会話が減っていったのだった。