カルテ5
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トランクスがリビングへ来たのは、午前0時を回ろうかという頃だった。
「あら、まだ寝てなかったの?」
ソファに座りテレビを見ていたブルマは、リビングに入って来た息子を目で追った。
「うん。でも、そろそろ寝るよ」
キッチンに入ったトランクスは、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、自室に戻ろうとするところをブルマに捉まった。
「ねぇ、トランクス。アンタって女の子に興味ないわけ?」
眉をひそめる母の顔は真剣だった。
「え……。何で?」
突然の質問にきょとんとしていると
「だって、さっきメディカ先生と会話らしい会話しなかったでしょ。あんなカワイイ子が目の前にいるのに勿体無い! 悟天くんなら、デートの約束くらい取り付けてるわよ!」
ブルマが睨むように見つめてきたが
「先生はお客様だろ?」
と、トランクスは苦笑いを浮かべた。
「お客様ねぇ……。ま、先生じゃなくても、社内でも何処でもいいから早く彼女見つけなさいよ」
半ば呆れたような母の言葉に
「はいはい。そのうちね。じゃ、おやすみ」
手を軽く振りながらリビングを出て行く息子の背中に、ブルマは深く溜息を吐いた。
今朝のやり取りでもそうだが、トランクスは恋愛から、いや女性から距離を取ろうとしている様に思う。
社長になり、仕事も分刻みに忙しい事は分かっている。しかし、だからこそ、息子の心の支えになってくれるような存在がいればと思う。
「あの子、大丈夫かしら……」
独りごちると、再び深い溜息が出た。
「あら、まだ寝てなかったの?」
ソファに座りテレビを見ていたブルマは、リビングに入って来た息子を目で追った。
「うん。でも、そろそろ寝るよ」
キッチンに入ったトランクスは、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、自室に戻ろうとするところをブルマに捉まった。
「ねぇ、トランクス。アンタって女の子に興味ないわけ?」
眉をひそめる母の顔は真剣だった。
「え……。何で?」
突然の質問にきょとんとしていると
「だって、さっきメディカ先生と会話らしい会話しなかったでしょ。あんなカワイイ子が目の前にいるのに勿体無い! 悟天くんなら、デートの約束くらい取り付けてるわよ!」
ブルマが睨むように見つめてきたが
「先生はお客様だろ?」
と、トランクスは苦笑いを浮かべた。
「お客様ねぇ……。ま、先生じゃなくても、社内でも何処でもいいから早く彼女見つけなさいよ」
半ば呆れたような母の言葉に
「はいはい。そのうちね。じゃ、おやすみ」
手を軽く振りながらリビングを出て行く息子の背中に、ブルマは深く溜息を吐いた。
今朝のやり取りでもそうだが、トランクスは恋愛から、いや女性から距離を取ろうとしている様に思う。
社長になり、仕事も分刻みに忙しい事は分かっている。しかし、だからこそ、息子の心の支えになってくれるような存在がいればと思う。
「あの子、大丈夫かしら……」
独りごちると、再び深い溜息が出た。