カルテ4
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ホスピのありがたい配慮のおかげで、メディカが病院を出たのは、まだ陽が沈む前だった。
管理会社と保険会社への連絡で、休憩時間を使ってしまった為、もう1件のカプセルコーポへの連絡は勤務を終えてからするしかなく、病院を出てから少し緊張しつつ、携帯電話の通話ボタンを押したのだった。
何度目かの呼び出し音の後
『はい、もしもーし?』
と、ブラの声が聞こえてきた。
「もしもし。メディカです」
『あっ、せんせー!』
ブラの元気な声に、思わずメディカは携帯を耳から離してしまった。
「ブ、ブラちゃん? こ、こんばんは。あの、昼間に電話もらってたんだけど……」
『ふふん。ママね! ちょっと待ってて、代わるから!』
ご機嫌なブラの声に、メディカは何故か嫌な予感がした。
何故だろう……あの母娘のにんまりした顔が浮かんでくる。
『もしもし、先生? 悪いわねー、掛け直してもらって。あら、もしかして、今日は仕事終わったの?』
「は、はい。それで、あの……すみません、お電話頂いてたのに出れなくて」
『あぁ、いいのよ! こっちこそ、仕事中に掛けてごめんなさいね』
「いえ……。あの、メモを置いてたんですけど……」
『あぁ、読んだわよ。もう、お礼とかは気にしないで!』
「そういうわけには……。あの・・・それで、今からお伺いしようと思っていて。よろしいでしょうか?」
『エェ! それは、もちろんよ!! そのために電話したんだし!』
「そ、そうですか……。では、これからお伺いしますので、よろしくお願いします」
『ハーイ! 待ってるわよ!!』
そう言って切れた電話のブルマの声の弾み様に、一抹の不安を感じるメディカだった。
管理会社と保険会社への連絡で、休憩時間を使ってしまった為、もう1件のカプセルコーポへの連絡は勤務を終えてからするしかなく、病院を出てから少し緊張しつつ、携帯電話の通話ボタンを押したのだった。
何度目かの呼び出し音の後
『はい、もしもーし?』
と、ブラの声が聞こえてきた。
「もしもし。メディカです」
『あっ、せんせー!』
ブラの元気な声に、思わずメディカは携帯を耳から離してしまった。
「ブ、ブラちゃん? こ、こんばんは。あの、昼間に電話もらってたんだけど……」
『ふふん。ママね! ちょっと待ってて、代わるから!』
ご機嫌なブラの声に、メディカは何故か嫌な予感がした。
何故だろう……あの母娘のにんまりした顔が浮かんでくる。
『もしもし、先生? 悪いわねー、掛け直してもらって。あら、もしかして、今日は仕事終わったの?』
「は、はい。それで、あの……すみません、お電話頂いてたのに出れなくて」
『あぁ、いいのよ! こっちこそ、仕事中に掛けてごめんなさいね』
「いえ……。あの、メモを置いてたんですけど……」
『あぁ、読んだわよ。もう、お礼とかは気にしないで!』
「そういうわけには……。あの・・・それで、今からお伺いしようと思っていて。よろしいでしょうか?」
『エェ! それは、もちろんよ!! そのために電話したんだし!』
「そ、そうですか……。では、これからお伺いしますので、よろしくお願いします」
『ハーイ! 待ってるわよ!!』
そう言って切れた電話のブルマの声の弾み様に、一抹の不安を感じるメディカだった。