カルテ3
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朝の回診は毎朝ホスピと共に回るので、いつものようにナースステーションで待っていると
「おはよう、メディカ君。おや……疲れた顔だねぇ。大丈夫かい?」
のほほんとした口調で、指導医のホスピに開口一番そう言われ、メディカの心は項垂れた。
おばさんだけでなく、ステーションの看護師や、すれ違う研修医仲間からも同じことを言われた。自分は、そんなに酷い顔をしているのだろうか。
「はい。大丈夫です!」
と笑顔を見せたが、その笑顔が不自然だったのかホスピが鋭いのか。回診に向け歩き出すと
「何か、悩みや心配な事があるなら遠慮なく言うといいよ。医者がそんな顔してたら、患者さんを不安にさせてしまうからね」
と言われ、メディカはハッとした。
昨夜の火事のショックは、一晩寝ただけでは拭えなかった。それが顔や全身から出ているのだろう。
しかし、それは自身の問題であり、これから接する患者たちには関係のないことである。そんな個人的な事で、患者たちを不安にさせるなど、医師として失格ではないか。メディカは医師としての未熟さを感じ、更に項垂れた。
「おはよう、メディカ君。おや……疲れた顔だねぇ。大丈夫かい?」
のほほんとした口調で、指導医のホスピに開口一番そう言われ、メディカの心は項垂れた。
おばさんだけでなく、ステーションの看護師や、すれ違う研修医仲間からも同じことを言われた。自分は、そんなに酷い顔をしているのだろうか。
「はい。大丈夫です!」
と笑顔を見せたが、その笑顔が不自然だったのかホスピが鋭いのか。回診に向け歩き出すと
「何か、悩みや心配な事があるなら遠慮なく言うといいよ。医者がそんな顔してたら、患者さんを不安にさせてしまうからね」
と言われ、メディカはハッとした。
昨夜の火事のショックは、一晩寝ただけでは拭えなかった。それが顔や全身から出ているのだろう。
しかし、それは自身の問題であり、これから接する患者たちには関係のないことである。そんな個人的な事で、患者たちを不安にさせるなど、医師として失格ではないか。メディカは医師としての未熟さを感じ、更に項垂れた。