カルテ1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
朝のナースステーションは、まだ穏やかな雰囲気だった。
看護師たちは、それぞれカルテを見たりデスクワークをしている。
メディカは短く深呼吸をしてから、
「おはようございます」
と、ナースステーションのカウンター越しに挨拶をした。
10名程の看護師が一斉に顔をあげ、にこやかな笑顔と共に
「おはようございます」と、返してくれる。
「今日から小児科の担当になりますメディカです。よろしくお願いします」
メディカは頭を下げた。
「ホスピ先生から聞いてますよ。こちらこそ、よろしくお願いしますね。メディカ先生!」
ステーションの奥の方から、ぽっちゃりとした朗らかな雰囲気の中年女性がカウンターの方へやって来た。ナースキャップには、婦長の印の紺色のラインが入っている。
「あの、回診まで少し時間があるので、患者さんのカルテをチェックさせてもらっていいですか?」
メディカは婦長にお願いすると
「ええ、どうぞ」
と、メディカをステーション内にあるデスクまで案内してくれた。
メディカは案内された、デスクに座るとノート型のパソコンを開き、電子カルテのチェックを始めた。事前に聞いていた、指導医が担当する患者20名のカルテを開いていく。
カルテのチェックを一通り終えたタイミングで
「メディカ先生、昨晩305号室の患者さんなんですけど・・・」
と、看護師から話かけられ、昨晩の小児科病棟の様子を聞くことが出来た。病棟内の事をよく知る看護師からの情報は、どんな些細な事でも知っておいた方がいい。研修医として現場で働きだし、メディカは「情報を持っている」ということの重要性を強く感じているのだった。
しばらくすると
「おはよう」
のんびりとした明るい声と共に、小児科医のホスピが現れた。
ホスピはこの地球の国王と同じ、犬の姿をした動物型で、白いふわふわとした毛並みの初老の医師である。まさに小児科医といった優しい雰囲気の医師で、実際子供たちからも人気があり、親たちからの評判もいい。
その声に気付き、メディカはパソコンを閉じると席を立ちホスピの元へ向かった。
「おはようございます、ホスピ先生。今日からよろしくお願いします」
メディカは頭を下げた。
「おはよう、メディカ君。今日からよろしく」
ホスピはいつも通りの、穏やかな笑顔だ。
「カルテのチェックをしていたようだね」
ホスピはメディカが座っていたデスクの方に目を遣り
「じゃあ、とりあえず回診を始めようか」
と、病棟の方へと歩き出した。
「はい!」
返事をしてメディカは後に続いた。
こうしてメディカの小児科医としての一日目が始まった。
看護師たちは、それぞれカルテを見たりデスクワークをしている。
メディカは短く深呼吸をしてから、
「おはようございます」
と、ナースステーションのカウンター越しに挨拶をした。
10名程の看護師が一斉に顔をあげ、にこやかな笑顔と共に
「おはようございます」と、返してくれる。
「今日から小児科の担当になりますメディカです。よろしくお願いします」
メディカは頭を下げた。
「ホスピ先生から聞いてますよ。こちらこそ、よろしくお願いしますね。メディカ先生!」
ステーションの奥の方から、ぽっちゃりとした朗らかな雰囲気の中年女性がカウンターの方へやって来た。ナースキャップには、婦長の印の紺色のラインが入っている。
「あの、回診まで少し時間があるので、患者さんのカルテをチェックさせてもらっていいですか?」
メディカは婦長にお願いすると
「ええ、どうぞ」
と、メディカをステーション内にあるデスクまで案内してくれた。
メディカは案内された、デスクに座るとノート型のパソコンを開き、電子カルテのチェックを始めた。事前に聞いていた、指導医が担当する患者20名のカルテを開いていく。
カルテのチェックを一通り終えたタイミングで
「メディカ先生、昨晩305号室の患者さんなんですけど・・・」
と、看護師から話かけられ、昨晩の小児科病棟の様子を聞くことが出来た。病棟内の事をよく知る看護師からの情報は、どんな些細な事でも知っておいた方がいい。研修医として現場で働きだし、メディカは「情報を持っている」ということの重要性を強く感じているのだった。
しばらくすると
「おはよう」
のんびりとした明るい声と共に、小児科医のホスピが現れた。
ホスピはこの地球の国王と同じ、犬の姿をした動物型で、白いふわふわとした毛並みの初老の医師である。まさに小児科医といった優しい雰囲気の医師で、実際子供たちからも人気があり、親たちからの評判もいい。
その声に気付き、メディカはパソコンを閉じると席を立ちホスピの元へ向かった。
「おはようございます、ホスピ先生。今日からよろしくお願いします」
メディカは頭を下げた。
「おはよう、メディカ君。今日からよろしく」
ホスピはいつも通りの、穏やかな笑顔だ。
「カルテのチェックをしていたようだね」
ホスピはメディカが座っていたデスクの方に目を遣り
「じゃあ、とりあえず回診を始めようか」
と、病棟の方へと歩き出した。
「はい!」
返事をしてメディカは後に続いた。
こうしてメディカの小児科医としての一日目が始まった。