「いいじゃねぇーか！悟天は全然相手してくれねぇからなぁ。いつもウーブとばっかなんだよ。」

眉を寄せる悟空だったが

「でも、今日はオメェと修行出来るから楽しみだったんだぞ！よーし！腹もいっぱいになったし、修行の続きしようぜ！」

と、悟空が嬉しそうな顔をべジータに向けると、べジータは

「フン。」

と鼻を鳴らし、２人は揃って家の方へと歩き出したのだった。

その背中を見つめながら

「２人とも相変わらずね。」

と言うマーロンに

「ホント、修行のことしか頭にないんだから！」

パンは同調し口を尖らせている。

「でも、ブラは強いパパが好きだから、パパにはもっと強くなってもらいたいわ。」

と、２人とは違い、ブラは嬉しそうに、去って行く父の後ろ姿に微笑むのだった。

「ふふ。皆さん素敵な方たちばかりだね。今日はパーティに参加出来て良かったな。ありがとう、ブラちゃん。」

いつもに増して柔らかいメディカのその笑顔に、ブラは満足そうに口角を上げると

「よかったわ、喜んでもらえて！ブラもイロイロ見れて面白かったし。」

ニヤリと笑うと

「私もメディカお姉ちゃんと仲良くなれたし、すごく素敵なパーティだったわ。ブラちゃんありがとう！」

マーロンも、満足した時間を過ごせたことをとても喜んでいる様で、満面の笑みを浮かべるのだった。

「あー、もっと夜が長かったらいいのになー・・・。」

夜空を見上げるパンの姿に

「ホントだね・・・。」

と、メディカは微笑むと、庭全体から感じる祭りが終わる間際の寂しさに、しみじみと呟くのだった。