カルテ2
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ブラの自宅に着いたのは、もうすぐ夜の9時になろうかという頃だった。
自宅に伺うには遅い時間だと思い、病院を出る前に電話を掛けると、出たのはブルマであった。
診断書の件を伝えると
「あら、そんなの取りに行ったのに」
と、予想通りいつもの軽い調子で返された。
ブルマはブラの入院中、毎日見舞いに来ていた。それでメディカも何度か顔を合わせ話しをするうちに、彼女が何事にもあまりこだわらない、自由奔放な明るい性格だということを知ることが出来たのだった。
メディカは広大な敷地に建つ、その家の前で立ちすくんでいた。
看護師たちの噂話しで、ブラがあの世界的に有名な大企業『カプセルコーポレーション』の令嬢だという事は知っていた。しかし、ブラもブルマも全くその様な素振りはなく、セレブという事を微塵も感じさせなかった。
のだが、この広大な敷地に建つ住居を前にすると「住む世界が違う」と思わざる得ない。
(うーん……。入りづらい……)
メディカが躊躇していると
「メディカせんせーい!」
ブラの大きな声が聞こえた。
正面の玄関から走って来るブラの姿が見える。
「ブラちゃん、まだ無理しちゃダメよ!」
メディカはブラの方に駆け寄った。
「はぁ……! っ……いらっしゃい、先生!!」
ブラは息を切らしながら、満面の笑みを浮かべている。
「もう、ブラちゃん! まだ走ったりしたらダメでしょ! 退院したばかりなんだから」
そんなメディカの心配もよそに、ブラは「エヘヘ」と笑うと、メディカの手を取り
「先生! 早く入って!!」
と、手を引っ張った。
「あ、あの、これ渡しに来ただけだから……!」
鞄の中から封筒を出すも、ブラはそのまま強引に広い玄関ロビーまでメディカを引っ張って行くのだった。
自宅に伺うには遅い時間だと思い、病院を出る前に電話を掛けると、出たのはブルマであった。
診断書の件を伝えると
「あら、そんなの取りに行ったのに」
と、予想通りいつもの軽い調子で返された。
ブルマはブラの入院中、毎日見舞いに来ていた。それでメディカも何度か顔を合わせ話しをするうちに、彼女が何事にもあまりこだわらない、自由奔放な明るい性格だということを知ることが出来たのだった。
メディカは広大な敷地に建つ、その家の前で立ちすくんでいた。
看護師たちの噂話しで、ブラがあの世界的に有名な大企業『カプセルコーポレーション』の令嬢だという事は知っていた。しかし、ブラもブルマも全くその様な素振りはなく、セレブという事を微塵も感じさせなかった。
のだが、この広大な敷地に建つ住居を前にすると「住む世界が違う」と思わざる得ない。
(うーん……。入りづらい……)
メディカが躊躇していると
「メディカせんせーい!」
ブラの大きな声が聞こえた。
正面の玄関から走って来るブラの姿が見える。
「ブラちゃん、まだ無理しちゃダメよ!」
メディカはブラの方に駆け寄った。
「はぁ……! っ……いらっしゃい、先生!!」
ブラは息を切らしながら、満面の笑みを浮かべている。
「もう、ブラちゃん! まだ走ったりしたらダメでしょ! 退院したばかりなんだから」
そんなメディカの心配もよそに、ブラは「エヘヘ」と笑うと、メディカの手を取り
「先生! 早く入って!!」
と、手を引っ張った。
「あ、あの、これ渡しに来ただけだから……!」
鞄の中から封筒を出すも、ブラはそのまま強引に広い玄関ロビーまでメディカを引っ張って行くのだった。