飛行機から降りて来た孫一家の面々も変わらず元気な様子で、みんなが集まる庭へと姿を見せた。

「ブラちゃーん！マーロンお姉ちゃーん！！」

パンはブラとマーロンの姿を見つけるなり、ふわりと浮くと、２人が座る縁台へと飛んで行くのだった。

「パンちゃん！いらっしゃい。」

「パンちゃん、久し振りね。」

３人は久し振りの再会を喜び、キャピキャピとした華やかな女の子の世界が一瞬にして広がっていく。

「ハハハ。女の子はやっぱりいいなー。しっかし、パンちゃんも大きくなったじゃないか。１人娘だし、可愛くてしかたないだろ？なぁ、悟飯？」

ラムネを片手に持ったクリリンが、到着したばかりの悟飯に声を掛けた。

「クリリンさん、お久し振りです。ハハ、そうですね。最近少し生意気になってきましたけど・・・。それにしても、マーロンちゃんはもうすっかりお姉さんですね。」

「そうかー？まぁ、もう１９だからなぁ。でも、大きくなったらなったで色々心配だけどな・・・。」

苦笑いするクリリンに

「ハハ。確かにそうですね・・・。」

と、悟飯ははしゃぐ３人へと視線を移すのだった。

「ところで、悟空はどうしたんだ？また修行か？」

「あぁ。父さんなら、もうすぐ来る筈ですよ。べジータさんと重力室で修行するって言ってましたから。」

「えっ？！べジータと？！珍しいな・・・。しかし、ホントにあいつ等好きだよなー・・・。」

サイヤ人の修行好きに呆れながらも、今回は普段はあまり相容れないサイヤ人同士の修行に、元格闘家として少なからず興味が湧くクリリンであった。