カルテ18
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
逃げる様に部屋へ向かっている途中、メディカが先程から何度かトートバッグを持ち直しているのが気になり
「鞄、重たいんですか?」
と尋ねると
「・・・はい。図書館で借りた本が入っていて・・・。」
そう答えたメディカに
「図書館に行かれたの、ホントだったんですね。」
トランクスは思わず噴き出してしまった。
「ホ、ホントですよ!図書館にも行ってたんです!」
慌てた様に言うメディカに、トランクスはフッと更に笑いを漏らすと
「部屋を探していたことは内緒ですか?」
意地悪く聞くと
「えっ、と・・・。」
バツ悪そうに、言葉を探しているメディカに
「ハハ。ブラが知ったら、何を言いだすか分かりませんからね。決まるまでは黙っておいた方がいいですよ。」
心中を察したトランクスのこの発言に
「はい・・・すみません。」
と、メディカは苦笑いを浮かべるのだった。
新しい部屋が決まるまでは、部屋を探していることはブラには言いにくかった。
いづれ自分が出て行くことは分かっている筈だが、何故だか自分のことを好いてくれている少女を裏切っている様な気がして、口に出すことが憚られた。
そんな事を思いながら複雑な表情を浮かべるメディカをトランクスはチラリと見ると、心の中はモヤモヤとし始めるのだった。
自分もブラと同じ、いや、ブラ以上に彼女がこの家から出て行くことなど考えたくなかった。
トランクスは心を痛ませながらも、少しでも長くメディカにここに留まって欲しいと願うのだった。
「鞄、重たいんですか?」
と尋ねると
「・・・はい。図書館で借りた本が入っていて・・・。」
そう答えたメディカに
「図書館に行かれたの、ホントだったんですね。」
トランクスは思わず噴き出してしまった。
「ホ、ホントですよ!図書館にも行ってたんです!」
慌てた様に言うメディカに、トランクスはフッと更に笑いを漏らすと
「部屋を探していたことは内緒ですか?」
意地悪く聞くと
「えっ、と・・・。」
バツ悪そうに、言葉を探しているメディカに
「ハハ。ブラが知ったら、何を言いだすか分かりませんからね。決まるまでは黙っておいた方がいいですよ。」
心中を察したトランクスのこの発言に
「はい・・・すみません。」
と、メディカは苦笑いを浮かべるのだった。
新しい部屋が決まるまでは、部屋を探していることはブラには言いにくかった。
いづれ自分が出て行くことは分かっている筈だが、何故だか自分のことを好いてくれている少女を裏切っている様な気がして、口に出すことが憚られた。
そんな事を思いながら複雑な表情を浮かべるメディカをトランクスはチラリと見ると、心の中はモヤモヤとし始めるのだった。
自分もブラと同じ、いや、ブラ以上に彼女がこの家から出て行くことなど考えたくなかった。
トランクスは心を痛ませながらも、少しでも長くメディカにここに留まって欲しいと願うのだった。