カルテ2
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「女の先生だったのか……」
メディカの出て行った後、ドアの方を見ながら漏らすと
「そうよ。ママから聞いてなかったの?」
聞いてはいた。とてもカワイイ先生だと。しかし、ブルマの言う「カワイイ」は若い男性医師を指してのものだとばかり思っていた。
「すっごくいい先生なの。優しいし、可愛いし。」
ブラは嬉しそうに続ける。が、次には
「はぁぁ……。でも退院したら、先生に会えなくなるのよね。それが残念すぎるわ」
と大きく溜息を吐いた。
「何言ってるんだよ。先生はその方がいいに決まってるだろ。ブラが早く元気にために頑張ってくれてるんだから」
「そうだけど……。せっかく仲良くなれたのになぁ」
口を尖らせる妹に
「早く帰って来ないと、父さんが寂しがるぞ」
と、言うと
「えっ、パパが?」
ブラはきょとんとした顔を兄へ向けた。
ブラが入院してからというもの、べジータの機嫌が日に日に悪くなっていくのが分かった。
顔を合わせる度トレーニングの相手になれと、父のイライラ解消の相手をさせられそうになるのはたまったものではない。
トランクスが苦い顔をしていると
「そうなの。2日ごとにお見舞いに来てくれてるんだけど……」
信じられない言葉が飛び出し
「えっ?! 父さんが……?!」
トランクスは唖然とした。
(……知らなかった。父さんが……)
それだけ娘は可愛いということなのだろうか。
「やっぱり、あの家はブラがいないとダメね!」
ブラは腕を組んで、うんうんと頷いた。
30分程滞在しただろうか、トランクスは席を立った。
「じゃあ、俺は帰るから。明後日はなるべく早く帰るようにするよ」
「あ、うん! 来てくれてありがとう。お兄ちゃんもお仕事頑張ってね!」
病室を出て行く兄の背中を見送りながら、ブラはやはり家を恋しく思うのだった。
メディカの出て行った後、ドアの方を見ながら漏らすと
「そうよ。ママから聞いてなかったの?」
聞いてはいた。とてもカワイイ先生だと。しかし、ブルマの言う「カワイイ」は若い男性医師を指してのものだとばかり思っていた。
「すっごくいい先生なの。優しいし、可愛いし。」
ブラは嬉しそうに続ける。が、次には
「はぁぁ……。でも退院したら、先生に会えなくなるのよね。それが残念すぎるわ」
と大きく溜息を吐いた。
「何言ってるんだよ。先生はその方がいいに決まってるだろ。ブラが早く元気にために頑張ってくれてるんだから」
「そうだけど……。せっかく仲良くなれたのになぁ」
口を尖らせる妹に
「早く帰って来ないと、父さんが寂しがるぞ」
と、言うと
「えっ、パパが?」
ブラはきょとんとした顔を兄へ向けた。
ブラが入院してからというもの、べジータの機嫌が日に日に悪くなっていくのが分かった。
顔を合わせる度トレーニングの相手になれと、父のイライラ解消の相手をさせられそうになるのはたまったものではない。
トランクスが苦い顔をしていると
「そうなの。2日ごとにお見舞いに来てくれてるんだけど……」
信じられない言葉が飛び出し
「えっ?! 父さんが……?!」
トランクスは唖然とした。
(……知らなかった。父さんが……)
それだけ娘は可愛いということなのだろうか。
「やっぱり、あの家はブラがいないとダメね!」
ブラは腕を組んで、うんうんと頷いた。
30分程滞在しただろうか、トランクスは席を立った。
「じゃあ、俺は帰るから。明後日はなるべく早く帰るようにするよ」
「あ、うん! 来てくれてありがとう。お兄ちゃんもお仕事頑張ってね!」
病室を出て行く兄の背中を見送りながら、ブラはやはり家を恋しく思うのだった。