カルテ18
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「ブルマさん、お出掛けですか?」
メディカはコバルトブルーのスーツを身に纏ったブルマを見るなり尋ねた。
最近新たな研究を始めたらしく、ピンクの作業着姿のブルマを目にすることが多かったが、今、目の前の彼女はタイトなジャケットにスリットの入ったスカートスーツ姿だった。
オーダーメイドであろう、見るからにしつらえのいい光沢感のあるスーツは生地だけでなくそのシルエットも美しく、華やかさと優雅さを兼ね備えている。
大企業の会長にふさわしいその姿に、メディカのブルマを見つめる視線は羨望の眼差しへと変わっていた。
ブルマはチラリとトランクスを見てから
「エエ。ちょっと予定が入ったから行って来るわ。そんなに遅くはならないとは思うけど、先に休んでてちょうだい。」
と、にこやかに答えた。
「はい、分かりました。気を付けて行って来て下さい!」
「ありがと。じゃ、行って来るわね。」
去り際に含み笑いをしながら我が子を見つめると
「あー・・・行ってらっしゃい・・・。」
と、トランクスは複雑そうな表情を向けていた。
ブルマは口の端を上げると、白いヒールを鳴らし颯爽とリビングを出て行くのであった。
その姿が消えてから、トランクスは心の中で息を吐いた。
(帰って来たら、礼を言わなくちゃな・・・。)
自分の為に時間を割いてくれた母に心から感謝するトランクスだが、その母といえば、ただ単に自分が我が子の恋の行方を楽しみたいだけだということに考えが及ばないトランクスだった。
メディカはコバルトブルーのスーツを身に纏ったブルマを見るなり尋ねた。
最近新たな研究を始めたらしく、ピンクの作業着姿のブルマを目にすることが多かったが、今、目の前の彼女はタイトなジャケットにスリットの入ったスカートスーツ姿だった。
オーダーメイドであろう、見るからにしつらえのいい光沢感のあるスーツは生地だけでなくそのシルエットも美しく、華やかさと優雅さを兼ね備えている。
大企業の会長にふさわしいその姿に、メディカのブルマを見つめる視線は羨望の眼差しへと変わっていた。
ブルマはチラリとトランクスを見てから
「エエ。ちょっと予定が入ったから行って来るわ。そんなに遅くはならないとは思うけど、先に休んでてちょうだい。」
と、にこやかに答えた。
「はい、分かりました。気を付けて行って来て下さい!」
「ありがと。じゃ、行って来るわね。」
去り際に含み笑いをしながら我が子を見つめると
「あー・・・行ってらっしゃい・・・。」
と、トランクスは複雑そうな表情を向けていた。
ブルマは口の端を上げると、白いヒールを鳴らし颯爽とリビングを出て行くのであった。
その姿が消えてから、トランクスは心の中で息を吐いた。
(帰って来たら、礼を言わなくちゃな・・・。)
自分の為に時間を割いてくれた母に心から感謝するトランクスだが、その母といえば、ただ単に自分が我が子の恋の行方を楽しみたいだけだということに考えが及ばないトランクスだった。