カルテ17
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カプセルコーポにトランクスの乗るエアカーが到着したのは、ちょうどメディカがエアバイクをカプセルに戻した時だった。
常に手入れされているのだろう真っ赤な艶のある光沢のボディは、さすが大企業の社長が乗るにふさわしく、メディカはあまり見かける事のない、その優雅さを備えたエアカーを見つめていた。
すぐ傍でエアカーが停車し、後部座席の窓が開くと、中からニッコリと笑うトランクスが顔を見せた。
「メディカさん!」
「トランクスさん、おかえりなさい。」
メディカは柔らかい笑顔を向けた後、チラリと目が合った運転手に会釈した。
運転手は、見掛けたことのないその顔を不思議に思いながら会釈を返したが、その女性の名を呼ぶ弾む声と、若き社長が時折見せる様になった嬉しそうな表情を思い出し、すぐ様勘が働いたのだった。
「それじゃあ、お疲れ様。明日もよろしく頼むよ。」
「はい。では、明日の朝またお迎えに上がります。」
運転手はにこやかに微笑むと、今までに見たことがない程嬉しさに満ちている社長の姿をバックミラー越しに確認し、静かにエアカーを発進させたのだった。
滑るように、カプセルコーポを出て行くエアカーを見つめてから
「トランクスさんがこんなに早く帰られることもあるんですね?」
意外そうな顔を向けるメディカに
「え、ええ・・・。」
と、少々バツが悪いのを笑顔で誤魔化しながら、トランクスは玄関へ向かって歩き出すのだった。
常に手入れされているのだろう真っ赤な艶のある光沢のボディは、さすが大企業の社長が乗るにふさわしく、メディカはあまり見かける事のない、その優雅さを備えたエアカーを見つめていた。
すぐ傍でエアカーが停車し、後部座席の窓が開くと、中からニッコリと笑うトランクスが顔を見せた。
「メディカさん!」
「トランクスさん、おかえりなさい。」
メディカは柔らかい笑顔を向けた後、チラリと目が合った運転手に会釈した。
運転手は、見掛けたことのないその顔を不思議に思いながら会釈を返したが、その女性の名を呼ぶ弾む声と、若き社長が時折見せる様になった嬉しそうな表情を思い出し、すぐ様勘が働いたのだった。
「それじゃあ、お疲れ様。明日もよろしく頼むよ。」
「はい。では、明日の朝またお迎えに上がります。」
運転手はにこやかに微笑むと、今までに見たことがない程嬉しさに満ちている社長の姿をバックミラー越しに確認し、静かにエアカーを発進させたのだった。
滑るように、カプセルコーポを出て行くエアカーを見つめてから
「トランクスさんがこんなに早く帰られることもあるんですね?」
意外そうな顔を向けるメディカに
「え、ええ・・・。」
と、少々バツが悪いのを笑顔で誤魔化しながら、トランクスは玄関へ向かって歩き出すのだった。