カルテ13
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自分に向けて言われるこの「素敵」という言葉が嫌いだった。
曖昧で、漠然としていて……。
どう「素敵」なのかということを具体的に言ってくれる人間はおらず、言われる度に自分という存在は「素敵」という言葉だけで片付けられてる様な気がする。
そんな事を思っていると、ぽつりと
「俺のどこが素敵なんでしょう……」
と、口から漏れていた。
ハッとしてバツの悪そうな顔をメディカに向けると、メディカはきょとんとした顔でトランクスを見上げていた。
「あ、いや……! 気にしないで下さい……!!」
慌てて顔をメディカから逸らすと、しばらくして
「うーん……そうですねぇ……」
と、隣から少し考えたふうな声が聞こえてきた。
そして
「うん!」
と言うと、納得した様にメディカは大きく頷き
「家族を大切にされてるところと、トランクスさんの青い瞳が私は素敵だと思います!」
答えを見つけ出した満足感からか、メディカはトランクスに満面の笑みを向けた。
そんなメディカにトランクスは目を丸くした。
思わず漏れた疑問の答えが、まさか返ってくるとは思わなかった。しかも2つも……。
今まで何度か投げかけたことのある疑問に、この様に明確に答えてくれた人間は今までいなかった。
メディカを見ると、未だ笑顔を湛えている。
トランクスはこの時、隣りを歩くメディカに抱く感情を確信すると、恋に落ちた自分を認めたのだった。
曖昧で、漠然としていて……。
どう「素敵」なのかということを具体的に言ってくれる人間はおらず、言われる度に自分という存在は「素敵」という言葉だけで片付けられてる様な気がする。
そんな事を思っていると、ぽつりと
「俺のどこが素敵なんでしょう……」
と、口から漏れていた。
ハッとしてバツの悪そうな顔をメディカに向けると、メディカはきょとんとした顔でトランクスを見上げていた。
「あ、いや……! 気にしないで下さい……!!」
慌てて顔をメディカから逸らすと、しばらくして
「うーん……そうですねぇ……」
と、隣から少し考えたふうな声が聞こえてきた。
そして
「うん!」
と言うと、納得した様にメディカは大きく頷き
「家族を大切にされてるところと、トランクスさんの青い瞳が私は素敵だと思います!」
答えを見つけ出した満足感からか、メディカはトランクスに満面の笑みを向けた。
そんなメディカにトランクスは目を丸くした。
思わず漏れた疑問の答えが、まさか返ってくるとは思わなかった。しかも2つも……。
今まで何度か投げかけたことのある疑問に、この様に明確に答えてくれた人間は今までいなかった。
メディカを見ると、未だ笑顔を湛えている。
トランクスはこの時、隣りを歩くメディカに抱く感情を確信すると、恋に落ちた自分を認めたのだった。