カルテ12
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「ハッ、ハァァーー! ハァッ!!」
「ぐっ! ……っう!!」
重力室では、約束通りべジータとトランクスのトレーニングが行われていた。
久し振りの重力室に、入る前は一瞬躊躇いはしたものの、いざ入ってみると(こんなものだったな。)と思える程、身体全体にかかる重力をトランクスは心地良く思った。
が、いざ組み手が始まってみると身体は思う様に動かず、べジータから繰り出される攻撃を防ぐことで精一杯だった。
こちらから攻撃を仕掛けるも、難なくかわされ続けている。
やはり日頃の修行不足は拭えず、何とか父のスピードについていけていることだけ救いだった。
反撃の機会を窺いながら、べジータが攻撃の態勢を変えようとした一瞬の隙を付き、トランクスは勢いを付けて拳をべジータへと突き出した。
しかし、べジータはそれを紙一重でかわすと、トランクスの腹部へと足からの一撃を決めたのだった。
重たいその一撃に、トランクスは腹部を抱えたまま床へと崩れ落ちた。
すぐに立ち上がることが出来ず、トランクスが苦しい表情をべジータへ向けると
「その程度かトランクス! ガキの頃の方がまだマシな動きをしていたぞ!!」
片膝を着き、腹部を押さえるトランクスの傍まで近付いて来たべジータは、厳しい目でトランクスを見据える。
その言葉に普段は感じることのない程の悔しさが滲んでくるのは、やはり戦闘民族の血を引いてるからであろうか。
トランクスはふらつきながら立ち上がると、肩で息をしつつも心を静め
「ハアァァァーーーッ!!!」
と、体の奥から一気に気を放出させた。
「ぐっ! ……っう!!」
重力室では、約束通りべジータとトランクスのトレーニングが行われていた。
久し振りの重力室に、入る前は一瞬躊躇いはしたものの、いざ入ってみると(こんなものだったな。)と思える程、身体全体にかかる重力をトランクスは心地良く思った。
が、いざ組み手が始まってみると身体は思う様に動かず、べジータから繰り出される攻撃を防ぐことで精一杯だった。
こちらから攻撃を仕掛けるも、難なくかわされ続けている。
やはり日頃の修行不足は拭えず、何とか父のスピードについていけていることだけ救いだった。
反撃の機会を窺いながら、べジータが攻撃の態勢を変えようとした一瞬の隙を付き、トランクスは勢いを付けて拳をべジータへと突き出した。
しかし、べジータはそれを紙一重でかわすと、トランクスの腹部へと足からの一撃を決めたのだった。
重たいその一撃に、トランクスは腹部を抱えたまま床へと崩れ落ちた。
すぐに立ち上がることが出来ず、トランクスが苦しい表情をべジータへ向けると
「その程度かトランクス! ガキの頃の方がまだマシな動きをしていたぞ!!」
片膝を着き、腹部を押さえるトランクスの傍まで近付いて来たべジータは、厳しい目でトランクスを見据える。
その言葉に普段は感じることのない程の悔しさが滲んでくるのは、やはり戦闘民族の血を引いてるからであろうか。
トランクスはふらつきながら立ち上がると、肩で息をしつつも心を静め
「ハアァァァーーーッ!!!」
と、体の奥から一気に気を放出させた。