彼を見ればわかること④
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ブラちゃんが梨子に向かって両手を伸ばし「だっこ、だっこ!」とせがんでいる。
愛くるしい、天使のようなブラちゃんにそう言われれば「仕方ないな~」なんて言いながら、すぐに抱っこしてあげたいところだが、梨子は躊躇っていた。
それは、今日で何回目だ? っていうぐらい、ブラちゃんが私と梨子の腕の中を、行ったり来たりしているからだ。
しかも、一回の抱っこの時間は三十分程で、日頃剣道で鍛えている私の腕さえも、さすがにダルさを感じていた。
普段、鍛えてない梨子にとっては、さすがに限界じゃないだろうか。
そう思い、私が梨子の代わりに抱っこをしようと、手を伸ばすと
「マコちゃんイヤ! 梨子ちゃんがだっこ!」
残念ながら拒否されてしまった。
そう言われたら仕方ない。
私は伸ばした腕を引っ込め、梨子の顔をチラリと見た。
と、その時。視界の端にトランクスさんが廊下を通りかかったのが見えた。
私はすぐに
「トランクスさん!!」
大きな声を出し、彼を呼び止めていた。
気付いたトランクスさんは、すぐさま私たちがいる部屋に来ると
「どうかしましたか?!」
驚いた顔で聞いてきた。
私はそれをスルーし
「ブラちゃん。トランクスさんが抱っこしてくれるって! トランクスさんは私たちより背が高いから、眺めがいいよ~」
そう言って、抱っこの役をトランクスさんに振ってやった。
すると、賢いブラちゃんは理解したらしく、トランクスさんに腕を伸ばし「だっこ!」を迫った。
ブラちゃんに慣れてないらしいトランクスさんは、戸惑ったような表情をしたが
「よかったね、ブラちゃん! トランクスさん、ありがとうございます」
梨子が笑顔を向けると
「い、いえ!」
すぐに表情を緩ませ、ブラちゃんを抱き上げた。
愛くるしい、天使のようなブラちゃんにそう言われれば「仕方ないな~」なんて言いながら、すぐに抱っこしてあげたいところだが、梨子は躊躇っていた。
それは、今日で何回目だ? っていうぐらい、ブラちゃんが私と梨子の腕の中を、行ったり来たりしているからだ。
しかも、一回の抱っこの時間は三十分程で、日頃剣道で鍛えている私の腕さえも、さすがにダルさを感じていた。
普段、鍛えてない梨子にとっては、さすがに限界じゃないだろうか。
そう思い、私が梨子の代わりに抱っこをしようと、手を伸ばすと
「マコちゃんイヤ! 梨子ちゃんがだっこ!」
残念ながら拒否されてしまった。
そう言われたら仕方ない。
私は伸ばした腕を引っ込め、梨子の顔をチラリと見た。
と、その時。視界の端にトランクスさんが廊下を通りかかったのが見えた。
私はすぐに
「トランクスさん!!」
大きな声を出し、彼を呼び止めていた。
気付いたトランクスさんは、すぐさま私たちがいる部屋に来ると
「どうかしましたか?!」
驚いた顔で聞いてきた。
私はそれをスルーし
「ブラちゃん。トランクスさんが抱っこしてくれるって! トランクスさんは私たちより背が高いから、眺めがいいよ~」
そう言って、抱っこの役をトランクスさんに振ってやった。
すると、賢いブラちゃんは理解したらしく、トランクスさんに腕を伸ばし「だっこ!」を迫った。
ブラちゃんに慣れてないらしいトランクスさんは、戸惑ったような表情をしたが
「よかったね、ブラちゃん! トランクスさん、ありがとうございます」
梨子が笑顔を向けると
「い、いえ!」
すぐに表情を緩ませ、ブラちゃんを抱き上げた。